猫の日。
2010年 02月 23日
そんなこととはつゆ知らずな我が家の駄猫・ぱち姫は、今日も明日もあさっても、おそらくこたつを撤収するその日まで、こたつの住民と化しているのであろうなあ・・・。
でもまあ猫の日だし、日付も変わってからの夕飯だけど魚でも焼くかいなと、きのう逗子で買ってきた「エボダイ」を焼き始めたら、すぐさま足下にやってきてぎゃあぎゃあわめく。彼女の猫らしい機敏な姿はこういうときにしか拝めない。
「三匹に なりて喧嘩す 猫の恋」
子規の句には「猫の恋」を詠んだものがいくつもある。いいなと思ったのは
「喧嘩とも 恋とも知らず 猫の恋」
「両方で 睨みあひけり 猫の恋」
「明家や ところところに 猫の恋」
子規が詠む句に漂う日常感が好きだ。病の床で目の前を流れゆく日常を細やかに拾いあげながら、今生きているという実感を得ていたんだろうか、と思いを馳せると切ないものがある。うちの猫にも恋する日々があったんだろうか。こないだ京子ちゃんちの猫・ぷー(オス)とお見合いしてみたけど、ぱちが一方的に「しゃーっ」と威嚇して、恋にはいたらなかった模様。
恋わずらい 遠くなりけり ぱちの春
ウェブサイト「むーちょで候。」のギャラリーページを更新しました!
http://www.mu-cyo.com/
そうそう、しようと思ってできるもんじゃないんですよね、恋愛ばっかりは。わたしは人間以外の対象にやたら恋しまくってます・・・。食欲だろうと睡眠欲だろうと、欲があるってのはいいことかと。おいしいもの食べていい睡眠を!そうして準備万端調えて、きっとその先に素敵な恋があるはず・・・はず、なんだけど・・・。