克服しかけの花粉症
2010年 03月 15日
去年の冷夏の影響でこの春は花粉の飛散度が少ないとは聞いていたけれど、克服したんじゃないかと思えるほどに症状が出ない。さすがに土曜日のような晴天極まりない風の強い日には目が痛くなるけど、若い頃の春の憂鬱を思い返せば全然屁でもない。目薬ひとつで対処できる。
昔は春というと鼻がつまって苦しくて、寝ている間に口が開いたままなのだろう、起きると口の中がからからで不快極まりなかった。何を食べても味がよくわからない。いつも眠い。3月はぼーっと過ぎていくことが多かった気がする。そのくせ通院したり薬を飲んだりが面倒なので、常に点鼻薬と目薬を携帯しその都度対処してきた。
あれは忘れもしない浪人時代、最後の受験校の試験会場にて、いきなりその年の花粉症が始まった。2月の終わりの頃だった。記念受験的なノリで受けた学校とはいえ、模試の成績がいいときはぎりぎり合格圏内な学校だったので万が一に賭けたのだが、無常にも朦朧として英文がまるで頭に入ってこない。かゆい、眠い、ぼーっとするの繰り返しで、箸にも棒にもひっかからずにやはり記念受験は記念受験で終わったのだった・・・。まあ、そうじゃなくてもあれは受からなかったろうと思うが。
それが去年今年ととてもらくちんな春の日を送っている。いつの間にか体質が変わったんだろうか?食生活は少しずつ変化している。素性のしっかりしたものを選んで食べるようになった。雑穀とか乾物とかをまめに食べる。アナログライフは相変わらずでエアコンは付けてない。喫煙飲酒は必要悪としてやめる気なし。「年々症状が軽くなっている」と話すと、「どうしたら軽くなったのか」と訊かれるけれど、これといって確たる理由が見当たらないので、25年で満期を迎えたってことかもしれんなあ・・・などと考える。「お勤めご苦労さまでした」ってことで。アレルギーの症状に満期があるとも思えないけど。
この時期特有の「眼球に花粉が垂直に刺さっている感じ」は相変わらずだけど、ほかはほぼクリアだ。理由がわかっての改善なら本のひとつも書いて儲かりそうなものの・・・そうは問屋は卸さないものだ。
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