こんなん撮りました。
2010年 05月 05日
カメラマンになりたての時分なら、マンションの一室でのポートレイト撮影となったら、白壁を背景にして椅子に座ってもらってにっこり目線あり、でよしとしていたことだろう。今ではそれじゃ何か物足りない、と試行錯誤する余裕が持てるようになった。こと、ポートレイトだ。その人の空気感が匂い立つようでなければポートレイトとは呼べまい。初対面のその人の「感じ」をいかにしてつかむか。わたしの場合は準備しいしいおしゃべりをする。インタビュー付きならば、そこで交わされる話をじっくり聴く。そうするうちにその人の撮りたい感じが見えてくる・・・ような気がする。で、この撮影はそれがすごくよく見えた。彼女もカメラに向けて心を思いきり全開にしてくれたから、いい空気が生まれた。至福の、そしてどんどん欲張りになるひとときだった。
五反田から事務所へ戻るには歩くのがいちばんシンプルな気がしたので、1号線沿いをてくてく歩く。途中で見覚えのあるビジュアルを発見。3月に撮影したお弁当チェーン「ほっともっと」のビジュアルの完成形が店頭を飾っていた。近所に「ほっともっと」がないからまだ目の当たりにしていなかったのだ。ぐっさんのプロフェッショナルぶりに魅了されまくって、次から次へとこうも撮りたいああも撮りたいと欲張りになるひとときだった。使用されたのは定番中の定番、笑顔の写真になったけど、けっこういろいろな表情を撮らせていただけた。感謝。多分今まででいちばん写真が大きく使われたお仕事、かな。
(コメントは)お久しぶりです。
実は私、札幌転勤前某企業のクライアント側の責任者として”ぐっさん”をTV等CMで起用していて、イベントや撮影等でお付き合いをしておりました。
そうですか、撮影されたのですね。
シチュエーションは違うにしても撮影中の”ぐっさん”の"プロフェッショナル&エンターティナー”ぶりが目に浮かぶようです。
当時はクライアントとしてかなり無理難題な企画を採用した時もありましたけれど、それを何事もなくこなす”ぐっさん”。
クライアントとしてではなく、ファン度が増したのは言うまでもありません。
そういうこともあり、転勤後もTVやCM等で”ぐっさん”チェックをしていますが、”ほっともっと”のスチール、”むーちょ”さんの作品だったんですね、「こうも、ああも撮りたい」気持ちわかるような気がします。
私もそろそろ、イラストの自画像じゃなくて写真でポートレイトを撮ってもらうべきかな・・・と思い始めています。(いや、それほど稼ぎが増えたわけでもないんですが)
その際は、ぜひよろしくお願いいたします~。