5月最終日。午前中に事務所で打ち合わせの後、雑司ヶ谷の鬼子母神へ。この日は「花組芝居」の演出助手・大野裕明氏が脚本演出をする8月公演の宣伝ビジュアル用撮影。気さくな面々で天気がいいのも手伝って、なんだかピクニックにでも行くような気分だった。
境内では唐組が公演用のテントの設営をしている。こちらはその隣りにある武芳稲荷で撮影開始。ここは椎名林檎「歌舞伎町の女王」のPVで使われた場所でもある。今回の舞台が「怪談」「耳なし芳一」等を書いた小泉八雲の物語なので、ちょっと怪しげなところがいいよねなどと話すうちにロケハンをしてみてこの場所に即決した。京極夏彦「姑獲鳥の夏」もこの界隈の物語なので、「雑司ヶ谷」「鬼子母神」などの名称にわくわくする。

前日に公演がはね、打ち上げの酒がまだ残っているという花組芝居の役者・丸川君が今度の舞台の主人公であり宣伝モデル。稲荷にひっかけてキツネのお面をかぶってもらったけど、妖しげでなんだか妙に似合う。スタイルが良くて背も高いからだいぶでっかいキツネになったけど。
舞台関係の写真はカメラマンになりたての頃からずっと撮ってきたけど、宣伝用のメインビジュアルを撮るのは二度目か。今回はベタなテイストなものではなくイメージ寄りなものなので、撮りながらあれこれ提案し合えてすごく楽しかった。ロケハンでイメージしたものを撮った後、いろいろに撮るうちに「こっちもいいんじゃないか」と検討し合う。最終的にどのビジュアルでいくかは演出家とデザイナーにお任せするとして、どれになってもわたしはとても楽しみ。
終わってから参道沿いにあるおしゃれカフェでお茶をしながら大野さんの舞台構想を聴く。今回の舞台の、ではなく、これから先の構想。ものすごくたくさんのネタが展開されて、どれが舞台化されてもすごく面白そうだ。観たい、観たい!とデザイナーのUさんとテンションが上がった。そんな舞台、わたしも出たいっす・・・と、人生バイブルが「ガラスの仮面」だし武将コスプレがしたいあまりについつい思ってしまったが、ありえないことなんである。8月公演は清里と東京にて。避暑も兼ねて清里へ行けるとよいな・・・大野さん、そのへんどうぞよろしくに。