ハイウェイ
2010年 08月 24日
「僕が旅に出る理由はだいたい百個くらいあって・・・」
のフレーズでほのぼのっと始まるこの曲を、映画「ジョゼと虎と魚たち」を観た直後に買って帰り、何度繰り返し聴いたことだろう。それから何年もが過ぎ、今やすっかりくるり常習者になった。おととしと去年の中毒ぶりはひどかった。今年はちょっと控えめで、大阪のくるり狂い女子とこないだ「お互いふつうのテンションに落ち着いたよね」とメールし合った。彼女は京都音博が終わったら和歌山の山の中にある工房で職人修業に入る。弾丸ツアーは卒業・・・かな。
山口在住の方から「ソングライターズ」という佐野元春の番組に岸田くんが出ますよ、と教えてもらい、土曜日一週間ぶりにテレビを付けた。ふつうのテンションに落ち着いていたはずなのに、動きしゃべり歌う岸田君を見ていたら気持ちがエラク盛り上がり、画面の向こうにきゃあきゃあと声援を・・・「あんた天才や!」とか「やっぱええ男やわ〜」とか「かっこ良すぎっ!」とかとかとか・・・エセ関西弁を駆使して褒めちぎる。阿呆かいな、と冷静に感じる自分もどこかにはいるはずなんだけど、岸田オーラでたちまちに消え失せてしまう。
来月19日に控えたくるり主催の京都音博、さほどテンションが上がっていなかったのだが、この番組のおかげで一気にボルテージが上がった。そっか、画面越しじゃなく動き歌うところが生で見られるんだよなあ。おっと、米子のKさんにチケット送らねば。また音博で一年ぶりの再会。大阪くるり狂い女子とは11月以来。そういう再会も楽しみのひとつだ。
「手を離してみようぜ つめたい花がこぼれ落ちそうさ」
最後のフレーズ。岸田くんの歌う「つめたい花」ってどんな花なんだろう。
岸田氏、あんなにナイーヴなのに
いきていきづらそうなのに
ちゃんと強そう。
「メロディが生まれた時点で
歌詞はそのメロディにすでに埋まっている」的なコト
言ってた岸田氏。
岸田氏騎士だし!