救援物資を集める会、終了しました。
2011年 03月 21日
撮影で使う白いバックペーパーを床に敷き、その上に持ち寄った物資を種類別に分ける。タオル類をたたみ直しながら、「あ、このタオルかわいいー」「タオルってやたらブランド名が入っているよね」など、ひとしきりタオル談義。女子が複数集まれば、話題には事欠かない。しゃべっている間にも手は動かす。わたしがくるりのツアータオルを出すと、石原さんはウルフルズのツアータオルを取り出す。「ファンの子いたら喜びそー」。プーさん柄のタオルを広げ、「これ、争奪戦かも」と笑う。
ご実家からたくさんの物資を直接ACSSに送ってくださった小野寺さんがサトミさんとともに来訪。小野寺さん、「鰻重味」と「すきやき味」のふりかけを持参。「阪神大震災のとき、被災者の人が『ふりかけが欲しい』って言ってたんだよねー」と。そこにはまるで気がつかなかった!「うちが欲しいくらい」なんて笑いながら食料の箱に詰める。岡田さんは実家から大量に送られてきたという香り付きトイレットペーパーを何ロールも。それを持ったままコンサートを見に行き集める会に参加してくれた。ミヨシちゃんはブルーシートを。「なにゆえブルーシートが?」と訊いたら「暗室のとき床に敷いてたんだよねー」って。
ひとしきり詰め終わって雑談しながらお茶を飲む。ミヨシちゃんがそれぞれの箱に何が入っているかを明記してくれた。大きなダンボール4個分になっていた。そこへ、ひさえちゃんが家族で登場。幼子がいることもあって、ベビー用品を持参してくれた。
自分は阪神淡路大震災や中越地震のとき、ニュース映像を見ておたおたするだけで結局何もできなかった。今回の地震は被災地がゆかりのあるエリアだったこともあるが、何かできないかと考えたときに、時間と場所とささやかながらも必要とされている物資があった。ひとりで少しだけ送るよりも、と思い、呼びかけたら人も物資も集まった。それぞれの「ささやか」を集めたらささやかではなく大きなダンボール4つになった。そのことをみんなで素直に喜んだ。お互いの元気確認もできた。何も災害時のみならず、身の丈にあった「できること」を続けていけばいいのよね。
お世話かけますがよろしくお願いいたします。
小さな気持ちですが被災地の皆さんに届きますように。
そして皆さんの笑顔が一刻も早く戻ることを祈ります。