「CODE46」リポート2
2004年 10月 28日
この作品の設定は近未来。上海が主な舞台になっている。ウォン・カーウァイが描いた香港の混沌。次なる混沌のターゲットは上海になるかもしれない・・・と感じる。
「CODE46」というのは法規の名称で、それは遺伝情報をすべて管理された社会が前提となっている法規。適合者・非適合者がきっちり区分されているあたりは「ガタカ」を彷彿とさせる。スタイリッシュな「内なる世界」で出逢った二人は運命的に恋に落ちるのだが、この「CODE46」によって厳重に処罰され、男は愛の記憶を抹消され、女は記憶はそのままに「外なる世界」に放逐される。残酷な愛の物語だ。
サマンサ・モートン演じるマリアがはかなく美しかった。ボーイッシュな短髪にこぼれそうなほど大きな瞳。その瞳がマリアが経てきた哀しみの全てを物語っている。ティム・ロビンス演じるウィリアムの大きな体躯は彼女を守るために存在しているかのようだったのに、彼女の存在の記憶そのものを消され、妻子のもとに戻って行く。
特筆すべきは、この残酷さがふたりが選んでもたらされたものではないということ。全ては遺伝子情報を管理している社会が二人に与えしめた産物。大なる力の前では運命的な出逢いももろくも崩れ去っていく。そのはかなさが胸に沁みた。いい作品を観た。http://www.mu-cyo.com/
観終わった後は、何だか色々な事を考えさせられそう。
いい映画でした。
ふとんの中でこの映画の一瞬一瞬を忘れないように
できるだけおもいだしながらきょうは眠る予定です。
憶えたてのトラックバック使ってみました(笑)
ねこカワイイですね。
私もこの映画は気になっていました(ガタカもかなり好きな映画ですし)が、映画館で観て下の「おっさんの様な他人」に映画の気分を壊されたくなくてね。
DVDまで我慢しそう・・だな。
まだ全部は読めていませんがnaomu-cyoさんの文章の書き方結構好きです。
また来ますね。
むむむ・・・見るのつらいかなぁ(T▽T)
このド田舎では上映されなてと思うのでDVDを待ちます。
綺麗な女の人ですねぇ。ショートカットの目の大きな人大好き☆
chaqueさん、mellowさん、prophyさん、初めての訪問ありがとうございます〜!!!よかったらまたいらしてください!わたしもそちらに伺います。