すみま箋
2011年 12月 17日
一幕目は間に合わなかったけど、二幕目からしっかり目を凝らして観る。面白い座席だった。二階の舞台下手側で、幕のすぐ横。なので、幕が降りても舞台上の様子が見える。裏方さんがせっせとセッティングする様子や、幕が降りて勘太郎くんがほっと笑みをもらす表情なんかもつぶさに見える。歌舞伎体験まだ4度目なれど、こういうところも含めて面白いんだなあと納得。
「平成中村座」夜の部
@浅草隅田公園内特設小屋
一、「芦屋道満大内鑑 葛の葉」
二、「積恋雪関扉」
三、「松浦の太鼓」
勘三郎さんの剽げたお殿様ぶりがとてもキュート。二幕目では小町桜の精を三幕目では赤穂浪士の義士を演じていた菊之助さん、初めて演技を拝見したのはリメイク版「犬神家の一族」のとき。やはり歌舞伎は生もの、きれいであったなあ。
売店で見つけた一筆箋、その名も「すみま箋」。三段階で謝っているのだが、見ようによってはお礼しているようにも見える。よし、請求書を送る際にこれを使ってみようと購入。「引札屋オチャマンテ」というところの作品らしい。一緒に歌舞伎見物したOさんによると、オチャマンテ・ショップは以前にも出店していたとのこと。歌舞伎の華やか色にとても合っている感じ。