どうにも苦手なものと格闘した日
2013年 06月 28日
ひとつはおなじみのゴキブリ。まあ、これが好きだという人にはそうそうお目にかかれないだろうけれども。加えてもうひとつ、蛾がどうにもこうにも苦手だ。子どもの時分からとにかく苦手で、通学路の陸橋のあちこちにびたびたひっついていた蛾が実におそろしくて、泣きながら近所のおねえちゃんにおぶってもらって通学したものだ。
刺されたことがあってそれでトラウマになった、というわけでもない。ただもうひたすらにあのビジュアルが嫌いなのだ。思い出しても鳥肌が立つ・・・。通学路には実に種々様々な蛾がひっついており、真っ白なものやエメラルドグリーン色のもの、黄色いもの、茶色いもの、その他いろいろ見本市のように勢揃いしていた。
大人になっても苦手は克服されることもなく・・・。体長1センチ以下のベージュ色の粉っぽい蛾はよく部屋に飛び込んでくる。ぴらぴら飛ぶので、実家ではこの蛾のことを「ぴらぴら蛾」と呼んでいた。このくらいのサイズだと新聞紙でなんとか退治できる。同居する猫は飼い主の窮地など救ってくれぬので、自らなんとかせねばならないのだ。
かの蛾がひっついているのはあろうことかブラジャーであった。そしてそのブラは最近胸界隈の脂肪が急速に落ちてきたのに起因しているのか、ワイヤーがあたって痛くなる代物で、そろそろサヨナラかなと思っていたものだった。これはもう、蛾もろとも葬るしかない・・・そう静かに決意し、台所に移動して不透明のビニール袋をひっつかみ、部屋に戻ってえいやっと蛾のひっついたブラを袋の中に瞬間的におさめた。耳を澄ませれば中でかさこそとうごめく音がしたかもしれない。が、耳なんて澄まさない。袋の口をぎゅうっと結んでゴミ箱の奥にぐいぐい押し込んだ。
これですっかり懲りたわたしは、それからは洗濯物を取り込む前にばさばさとひとしきり振ることにした。できるだけ身体から離してばさばさと盛大に。ひとり暮らしのしんどさはこんなときに顕在化する。
分かる、分かる、分かるーー!と、PCの前でもの凄く頷いてしまいました。
一人暮らしの時の事です。私は、ゴキブリが心底ダメで、帰宅後の夜に洗濯物を取り込もうと窓を開けたら、窓の外から飛来してきたのを目撃した時は、失神するかと思いました。慌てて窓を閉め、一人部屋の中から怯えて眺めていたことを思い出しました。ゴキブリが飛んでやってくると云うのが、もうショックでショックで…。蛾の退治、本当にお疲れさまでした!
それ以来洗濯物を取り込む時には注意するようになりました。
ちなみに栃木弁では「洗濯物をこむ」と言います。
もしかしたら隣県では通じるのかな?
この間はわざわざブログ見てくださってありがとうございました。
あれ以来照れてしまって未だになんとお礼を申し上げたらいいのか分からないのですが、
プロに見ていただて光栄です。
お時間をありがとうございました。
そして、照れないでくださいよー!お互い写真ラブってことでー!!!