高級鮨屋にて
2014年 07月 13日
食べてないので、どこがどう高級なのかはわからないが、ひとつ言えるのは家賃が高いにちがいないということ。それをペイできるのだから当然鮨だって高い。もちろん旨いのだろうが。
鮨よりも何よりも気になったのが、使われている道具や器たち。この店はシャリがお櫃に入っており、そのお櫃をくるむ籠のようなもの・・・「つと」が実際に現場で使われているのを初めて見た。鎌倉のもやい工藝で実物を見たことはあったが、使用風景に遭遇したのは初めて。感激した。
こういう昔ながらの客商売のお店がじゃんじゃん使って買い替えてを繰り返すことで、お櫃職人さんも存在し得ているのかも・・・と考えたら、道具を媒介にした職人同士の無言のやりとりがあるような気がしてきて、なんだかとてもふっくらした気持ちになった。