「間宮兄弟」も観たのだった。
2006年 06月 30日
間宮兄弟はいい歳して女っ気のない2人暮らし。でもとても満ち足りていて楽しそう。兄貴だからっていばらないし、弟だからって甘えない。兄弟でありつつも最高の友人同士のような関係を築いている。
間宮兄弟の住む部屋はとても居心地良さそうだ。ものすごい量の本に囲まれていて、盤ゲームもたくさんある。遊びに行ってみたいな。で、間宮兄弟をほったらかして自分が興味ある本をむさぼり読んでいたい。
間宮兄弟は「いけすかない」と「気持ち悪い」のちょうど中間にいるような2人組だ。一歩間違うとかなり怪しいし気持ち悪い。何考えてるんだかわからない節もある。それでも「こんな友人いたら面白いな」って思えてしまうのは、2人の不器用なところがかわいく感じられるレベルだからかもしれない。
間宮兄弟の帰省シーン。母親役の中島みゆきがどんぴしゃのはまり役だった。海で遊ぶ2人の息子を日傘の下から目を細めてみつめている。間宮兄弟と母の三人間ではまるで時間が子ども時代のまま止まっちゃっているみたいだった。
それぞれ恋心を抱く女性が現れるのだけれど、どちらもうまくいかない。肩を叩き合って無言で励まし合う。今までもこれからもずっとそうしていたわってゆくんだろう。あ、これって夫婦の理想的な姿ではなくて・・・?
「間宮兄弟」はちょっとありえないくらいピュアないい歳の男ふたりの物語。天然記念物でも観るような気持ちで見始めて、最後はふたりにエールを送るような気持ちに変わってた。
http://www.mu-cyo.com/
「かもめ食堂」とは違う癒し・安らぎがあるよね。
うちも男兄弟だから、何となくわかるような…
なんか今やたら「そういう風な(電車男系)」の人が好意的な受け入れ方
されてる時期なんで映画会社も飛びついたんでしょうかね(笑)。
ちなみに「花よりもなほ」は面白かったですよ。