「春の奉仕市」と「Kano cafe」
2008年 04月 12日
ランチ後伊勢丹の京都物産展へ。「えり正」で和装小物を物色、夏用の肌襦袢を購入し催事場内にでできたイノダコーヒーでケーキセットをご馳走になる。レモンケーキのふわふわがなんとも懐かしく、優しい風味のケーキ。その後大門へ移動。東京の呉服屋さんが集まった「春の奉仕市」にて山のような反物たちに出逢う。「いろいろな反物を見て学ぶいい機会だから」というOさんのお言葉通り、ものすごい種類の反物がずらずらっと、しかも自由に手に取れる。広げては触り「きれいー!」と言ってはなで触り。同じ絹なのに手触り・光沢はさまざま。値段も実にさまざま。あら0が1つ多い、と思ったら198万円の反物だった・・・。
見て勉強、のつもりでも身体にあててみて鏡などのぞくとすっかりその気になる。ゴージャスな着物が着たいわけではなく、あくまで街着用として着たい。洋服よりも値が張るけど着物はばあさんになってもずっと着られる。気になった反物を小脇に抱えて逃走したくなるくらい、ほんとに素晴らしい。そして自分の好みがよくわかる。反応する色や模様はどことなく似ている。そして案外地味なものが好きなようだ。
小千谷縮みの反物で夏の着物をこしらえてもらうことにした。結局買ってしまった。夏の暑いさなかにこれを着て歩いたらさぞかし風が通って気持ちいいだろうな、と思うようなそんな肌触りのもの。着物欲とめどなく。さあ、がんばって働くぞ。
Oさんと別れ青山へ。友人でライターのはなちゃん主催のカフェイベントにゆく。知っている人がいなかったらどうしよう、という気後れのようなものがあったけど行ってみたら知った顔もたくさんいて安堵。色とりどりのメニューを前に乾杯したりおしゃべりしたり近況をきいたり。同業者とは写真の話をいろいろ。年末にこしらえたポストカードセットを挨拶代わりに持参したのでほうぼうでもらっていただく。
友人の友人、にはその友人の違った交友関係も見えてきて、いろいろな人がいてそれはやっぱり面白い。ふだん「さし」で人と逢ってばかりいるので、こういう華やかさはちょっと目映くこそばゆく、どうふるまっていいかと戸惑いもややあり、それでも来られてよかったなあと思った。時折自分籠もりしてしまう私を周りの友人たちが広いところに誘い出してくれている気がする。ありがたい。そして作った人の顔が見えるご飯のおいしさ。嫁にこないか、はなちゃんよ。
ウェブサイトをようやく更新しました!2007年夏の旅、いよいよ和歌山編。http://www.mu-cyo.com/
着物にいたっては今やいただけるものはなんでもいただきます!って感じです。が、着てください〜!楽しみましょうよー!着物でちゃらちゃら街歩きしましょ!