三鷹と言えば太宰治。
2008年 04月 24日
太宰のお墓のある「禅林寺」の目の前、三鷹市芸術文化センターがコンサートの会場。入ってすぐに太宰関連イベントのチラシを発見。開演して5分経過していたけどすかさずチェック。この人の「カメラ目線なんて無理です」的な風情も大好き。毎年恒例の、俳優による太宰作品朗読会のお知らせだった。今年は行ってみようかな、チケット発売もこれからだし。戦前の作品「駆け込み訴え」と戦後すぐの作品「親友交歓」の朗読らしい。読むのは蟹江敬三。声を頭の中で再現する。あ、合いそう。
いちばん好きな作品は「斜陽」、何度も読み返すうちにカバーがなくなった。女性主人公の作品群はどれも好き。見事、としか言いようのないくらい、女心の複雑さ(あたしが言うなって感じだけど)を巧みに描いている。新潮文庫では太宰作品の背表紙は黒。漱石は小豆色で三島由紀夫は朱色。池波正太郎は黄色で司馬遼太郎はあさぎ色(新撰組の羽織の色みたい?)。この色分けって何か決め事があるんだろうか。
ギャラリーのの写真を一部入れ替えました!2007年夏の旅、いよいよ和歌山編。http://www.mu-cyo.com/