息抜きにアゲイン寄席。
2008年 05月 13日
渋谷と東銀座に納品。渋谷の制作会社に伺ったらちょうど皆さん昼時で、お世話になっている方々にお会いし世間話をちょろっと。東銀座の制作会社では担当者と話した後、そこで働く10年来の友人に近況報告を交えてちょっとの間おしゃべり。人と言葉を交わすってのはとても気が紛れる。
9:00くらいにしっかり朝ご飯を食べたのにおなかが空いたので行ってみたかった「634カフェ」でランチ。彩りもボリュームもあるしおいしい。女性ひとり客が多い。場所柄たくさんおいしい店がある中でひとりでもここに来るということはけっこう人気のお店なのかも。
《RELAX》の公演期間中ロビーに稽古場で撮った写真たちを展示するので、事務所に戻ってその作業。さらに絞り込んでも70枚ある。明日出力の際にバランスをみながらさらに絞り込むとしよう。ひと段落つき武蔵小山へ。初めての落語会「アゲイン寄席」。カフェが落語会空間になっていた。
10日に浜松町で毎月10日恒例となった立川志ら乃さんのネタ下ろし4席の独演会を撮影、11日は舞台の稽古撮影と事務所での作業だったにもかかわらず、東中野で柳家甚語楼師匠をお見かけし、渋谷の連絡通路で古今亭菊六さんにばったり遭遇してご挨拶。そして今日は落語会へ。なんだかすごい近距離に落語がある生活になってきたなあ。
「アゲイン寄席」
三笑亭夢吉 「狸の鯉」
入船亭遊一 「干物箱」
仲入り
入船亭遊一 「厩火事」
三笑亭夢吉 「猫の皿」
いつもよりお客さんが多かったそうで、途中座席を追加していた。開演ギリギリに飛び込んだものだから、唯一空いていた一番前の席。高座がすぐそばだから思わず緊張してしまう。それにしても、とてもとてもいい会だった。お客さんの楽しい楽しいって気持ちが背中にあたって心地よく、自分もいちばん前の席で快く笑わせていただく。遊一さんの落語界に至るまでの道のり話がいたく面白かった。落語のほうももちろん、安定感はあるけど予定調和感はなく、初めて聴く噺のような心持ちで楽しく拝聴。夢吉さん、初めてお聴きしたけど明るく華やかな高座で好印象。個人的には騒々しい高座が好きではないので、本寸法できっちりと丁寧に自然に言葉が紡がれかつ緩急のあるといった高座に心惹かれる。今日のお二人もそんな感じ。しゃべるのを生業としている方たちだから、聴いていて気持ちいいってのはとても大切な要素だと思う。
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