フォトグラファーの武藤奈緒美です。日々感じたことや思ったことを、写真とともにつれづれなるままに。


by naomu-cyo
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初・着物で営業。

 初めて着物姿で営業にゆく。ファイルを数冊ずつ詰め込んだ、着物には不向きな鞄を両肩にかけて、まるで行商のおばさんのように。こればっかりは仕方ない。ファイルをジャンルごとに分けているため、数だけはある。まとめきれてないからなんだけど。さすがに重たかったけど、その分手応えはあった。

 最初に逢った方とは撮影前提の話。落語ファンだというこの方は、落語の媒体で写真を何度も見ていてくれて、それがきっかけで落語とは関係ない媒体だけど依頼をいただく。どこで見られているかわからないなあと思う。今回はありがたい視線。打ち合わせはほんの少し、あとはほとんど落語トーク。先日の「昇太・雀々二人会」の会場にもいらしていたそうで、今日面識ができたけど、もしかしたらどこかの会場ですれ違ってきたかもしれない。ファイルに入れているさん喬師匠の写真を見て、「とてもおしゃれですよね、さん喬師匠」と。共通の話題があると、初対面でも話が弾む。

初・着物で営業。_a0025490_3292310.jpg 次は某着物雑誌の編集部へ。ずっと関わりたかった媒体。ものすごくじっくりファイルを見ていただき、面映ゆいやら嬉しいやら。その後、仕事をご一緒したことのある編集者も合流し、千駄ヶ谷にあるイタリアンの店へ。着物トークで会話が弾む。自分のはまりっぷりにも我ながら驚いたけど、上には上がいるもので、着物の海はやはり広くて深いことを実感しまくる。気付けばふだん飲み付けないワインをしきりに飲んだ。営業に伺ったのにすっかりご馳走になってしまった。こればっかりはタイミングだしご縁だから、この先しっかり仕事につながるかどうかは未知だけど、作品たちを見ていただき有意義な話ができたということで第一段階クリアかな。

 酔っぱらって帰宅。今日もよくしゃべった。緩やかで遊び呆けていられる日々はおそらく今週いっぱい。来週からは移動も加わりせわしくなる。もう一件、営業に伺いたいところがあるので、なんとか来週中に時間を見つけてお逢いしたい。外へ向かう勢いがあるときはそれに乗って、内省するときはひたすら内に向かう。そんなことを小刻みに交互に繰り返しながら、日々は過ぎ行く。もう今年も半分終わるんだ、ようやくエンジンかかってきたよ。相変わらずのスロースターターだわね。


 ウェブサイトを更新しました!2007年夏の旅フィナーレ。雑賀崎から御坊・湯浅へ。全長2.7kmの紀州鉄道、しょうゆの匂いのする湯浅。楽しい夏の思い出写真。http://www.mu-cyo.com/
Commented at 2008-06-23 18:04
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by naomu-cyo at 2008-06-24 01:21
はにかむさん・・・ネタばれ防止にご協力ありがとうございます(笑)。以前さん喬師匠のCDジャケットの撮影の際、写真を撮られるのが苦手とおっしゃる師匠はカメラの前で一席、というか若い頃の恋話を披露してくださいました。スタジオ内にいた人たちみな、それに聴き入りましたよ。撮影のときだけじゃもったいないような楽しくあったかい話でした。
Commented by bithoney at 2008-07-07 17:54
えへ。7月に入ったので、もう解禁ですね。

遅ればせながら、かわら版で鯉昇の高座姿を拝みました。
あら、私服も素敵だけど、やっぱり高座の鯉昇も素敵。

高座の鯉昇を見つめていると気づく事のひとつに、客席を遮断するかのようにフっと目を瞑る事がたまにあるのです。あれが、なんだか寂しかったりするのですが、 naomu-cyoさんの写真での鯉昇はひたすら客席のわたくし共に向かってくれていて、嬉しかったです。

それにしても、さん喬のコイバナが聞きたいっすよー。身もだえ。
Commented by naomu-cyo at 2008-07-10 01:59
bithoneyさん・・・遅ればせながらお返事を、ば。年を重ねるごとに鯉昇師匠の奇相ぶりが和らいでいるような気がしませんか?浅草演芸ホールで鯉昇師匠の出番を待ちながら、芸協って平均年齢高そうだなって思いました。だって昇太師匠がぴっちぴち!
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by naomu-cyo | 2008-06-21 03:39 | フォトダイアリー | Comments(4)