京都へ〜建仁寺にて〜
2009年 01月 15日
京都・・・。何度行っても飽き足らない土地。そちこちに歴史の舞台が転がっていて出くわすたびに萌えまくる。くるりの出身地でもある。今回はお茶の取材。建仁寺と老舗のお茶店2軒をめぐる。初めて京都の南側にも足を踏み入れる。
今回はデジカメも中版カメラもストロボも持参なのでえらい荷物。でもまあ京都だし、ってことで重さが半分くらいに感じる。東京を出るときはまだ外が真っ暗だったけど、夜が明けたら天気がとても良くて富士山がきれいに見えた。
京都に着いて京阪電車に乗って四条烏丸へ。そこから花見小路を抜けて建仁寺へ。二度目まして。おととしの京都音博のときにも来た。今回は裏手の座敷で雲林院の見目麗しい若いお坊さんにお話を伺い撮影をする。
伝来当時の作法を撮影させていただく。それがまた突っ込みどころ満載なおかしさで思わず「茶筅をなんでそこにくっつけるんですか」とか「どうして腕を交差するんですか」等々あれこれ質問してしまう。「なんででしょうねえ。たしかに変ですよね」とお坊さん。さりげなく出された茶碗が江戸時代のものと知って「触っちゃった!」と我々が恐縮していても涼やかなお顔で一向に意に介さない様子。そうか、江戸時代は最近なんだな、お坊さんの時間感覚では。
前回来たときは「風神雷神図屏風」見て「双龍図」見て座敷でのんびりしただけにとどまった建仁寺。今回はレアなシーンが撮影でき興味深いお話が伺えて大満喫。ランチはにしんそば専門店で三人そろってうどんを食す。そして午後、伏見は中書島へ。