京都へ〜一保堂にて「はじめの一歩」セットを購入〜
2009年 01月 15日
広報のAさんが様々なお茶を試飲させてくれながらお茶界隈のいろいろなお話をしてくださる。建仁寺がお茶の歴史トークなら、一保堂ではお茶そのものの話を伺う。
お茶の製造過程の話、お茶の種類に合った入れ方、味覚の話、玉露のうまみについて、とにかくあれこれ。目からうろこが落ちまくり。日々珈琲ばかり飲んでいて自宅に急須すらない自分が恥ずかしくなる。常日頃自分の味覚は相当大雑把だと感じてきたけど、その大雑把な舌でも違いがわかるくらい、同じ茶葉でもお湯の温度によって明確に味が違う。Aさんが入れてくれたお茶にはメッセージが感じられる。温度や入れている時間などに配慮することで入れ手の思いが伝わる飲み物なのね。もちろん、茶葉そのものが良いから細やかな風味を表現できるのだろうけど。お茶を入れた後の煎茶の葉が鮮やかな緑色なうえに食べてもおいしい。とにかく総じて美しい。
お抹茶もいただく。茶道としての抹茶ではなく日常の飲み物として抹茶をとらえている感じで、とてもラフな感じ。「結婚式の引き出物でデミタスカップをいただきますよね。エスプレッソマシンがあるわけじゃなし、なかなか使う機会がないなあと思っていたけど、抹茶を入れてチョコを添えて出したらおしゃれですよね」・・・ほうほう、うちにもそんなカップがありまっせ!・・・というわけで、日常の中で抹茶を点てるだなんて素敵だわと思い、一保堂の「はじめの一歩」セットなるものを購入してきた。いわゆるお抹茶スターターセット。急須を買うのが先かもと思ったけど、抹茶好きだし。今度から我が家への来客には抹茶を点てて進ぜましょう。
たくさんのお茶界隈の話が伺え写真もあれこれ撮れていろんなお茶を試飲できてえらく楽しいお仕事だった。LOVE京都、の思いがまたいっそう強くなった。また9月に逢いましょう、京都。
(写真上・松江出身の一保堂のおかみさん。松江の大根島名物の寒ぼたんが店内に。写真下・早速スターターセットで抹茶ライフ満喫。猫柄手ぬぐいはefishで購入したもの)