念願の。
2009年 01月 16日
志らく師匠のファン、ではあるけど今日はお仕事なので「本日高座を撮らせていただきますカメラマンの武藤です」と挨拶するにとどめる。それを言うのにもちょっとした緊張が伴う。どきどきしながらライターのWさんと舞台袖で志らく師匠の登場を待つ。開口一番のらく次さん「干物箱」の後、師匠登場。マクラから大笑い。最近観た二本の映画がいかにひどい代物だったかを事細かに。つまらなかったことを話しているのにとても楽しげで、映画を観るより師匠の解説を聞いていたほうがよほど面白そうだと思いながらシャッターチャンスを狙う。
思えば15日にして今年初落語。それが志らく師匠の高座だなんてハッピーだ。客席ではなく袖から伺う高座もとても楽しく、噺に入って撮影を止めてからも目が釘付けだった。声質なのかどうかわからないけど、あの丸みを帯びた軽やかででも輪郭のはっきりした口調に引き込まれ情景が自然に頭の中に浮かんでくる。初めて聴いたときの衝撃はそのまま消えることなく引き継がれている。
12月の独演会の高座写真データを志ら乃さんにお渡ししたら手ぬぐいをいただいた。噺家さんに手ぬぐいをいただくと新春だなあと感じる。今回お渡しした写真はイケメン写真多し。3月の独演会のパンフレットにどれが使われるのか楽しみ。志らく師匠の高座も制限のある中ではありつつもいいショットが撮れた。次は是非ポートレイトを撮らせていただきたいので、「撮りたい人リスト」の中の志らく師匠のお名前は消さずに残しておこう。
花組芝居「泉鏡花の夜叉ヶ池」に行ってきました。今回も谷山くん、いい仕事してましたよ!
ですが・・・。