フォトグラファーの武藤奈緒美です。日々感じたことや思ったことを、写真とともにつれづれなるままに。


by naomu-cyo
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感化されやすいわたくし。

 最近しみじみと自分ってなんて感化されやすいのだろう・・・と思う。特に「うかたま」の仕事をするようになってからその傾向が強い。それはつまり生活の中のいろいろな側面を改めることにつながる。おかげで自分の「食」の周辺をだいぶ考え直すようになった。ええことだ。


感化されやすいわたくし。_a0025490_129385.jpg 次号にお茶の特集があり、今回京都でお茶の撮影をし良い急須の見分け方やお茶のおいしい入れ方を教わったら実践したくてたまらなくなり、出先で通りかかった民芸品屋で素敵な急須をみつけてきた。その帰り道、やはり通りかかった器屋さんで今度は作家ものの湯呑みをみつけた。ピンとくるものに逢うまでは我慢しようと思っていたけど、ピンときたのでそろえてみた。そしてネットで見つけたドイツ製の魔法瓶も最近はまっている猫グッズの一環だからと取り寄せる。たまたまいいなと思ったものがすべて白だった。最近は珈琲を飲む機会がぐっと減ってお茶ばかり飲んでいる。

 「うかたま」に感化されて始めたことはほかにもいろいろある。雑穀ご飯もそのひとつ。今は白米に玄米とハトムギとモチキビを混ぜて炊いている。白米だけより食べ応え感がある。ぬか漬けも続けている。今はちょっと休眠状態だけど、いつでも漬けられるようにはしてある。化学調味料はやめて撮影で伺ったかつお節屋さんのかつお節でだしをとっている。お砂糖も白砂糖ではなくてんさい糖に換えた。豆やかんぴょうや切り干し大根、キクラゲ、乾燥エビなどの乾物を常備するようになった。遊びにきた京子ちゃんが新しい湯呑みでお茶を飲みながら「世の中が便利なほうへと動いているのに逆行してるよね」と言っていたけど、今までが随分と適当だったから改善の余地がありまくりだし、ちょっとの手間をかけて何かをこしらえるのはけっこう楽しい。まあ毎日のことじゃないから続けられるんだろうけど。

 次は素敵な茶筒を見つけよう。猫柄の茶筒なんてないかしら。
Commented by saheizi-inokori at 2009-01-25 10:07
小三治の落語なんて「生活のあらゆる側面」に興味を持ちつづけた賜物だと思います。
Commented by guminomi2 at 2009-01-25 15:58 x
いい、魔法瓶!いい食生活。いい、仕事。
長生きを保証します!!(井戸の中の占いや)
Commented by naomu-cyo at 2009-01-30 01:30
佐平次さん・・・たしかにそうですねー。小三治師匠の落語には生活の匂いを感じます。カメラマンをやっていて、華やかな方面・・・たとえばファッションとか・・・への志向は最初からなかったんです。それもなんだか不思議な話ですけど、やはり身の丈とか生活感っていうのが自分は好きなようです。小三治師匠のように大成すればかっこいいけどなあ・・・。
Commented by naomu-cyo at 2009-01-30 01:33
guminomiさん・・・いつから占いやに!?(笑)長生きはともかく、最低限度の文化的な生活がずっと送れたらいいなあって思います。「これしか選べない」ってんじゃなく、「あれこれある中からこれを選びました」みたいなそんな程度のゆとりが常にもてたらいいなと。
Commented by saheizi-inokori at 2009-01-30 07:28
しますとも!
Commented by naomu-cyo at 2009-02-04 08:52
佐平次さん・・・まあ前向きにやっていけばきっといつかは何かしらにたどりつくとは思います。ふんばりどころだらけです〜。
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by naomu-cyo | 2009-01-25 01:29 | フォトダイアリー | Comments(6)