久しぶりにハウススタジオでみっちり撮影してきた。
アシスタント時代によく行ったことのある赤羽のスタジオで、ちょっと天気が悪いくらいではびくともしないくらい採光がいいので、外は雨降りでも全然気にならない。
月齢違いの三人のベイビーとママの撮影。ワークショップの写真がたくさん掲載されたフリーペーパー「するところ新聞」を、近況報告も兼ねてほうぼうに送りまくっていたら、以前お世話になったフリーのエディターさんに「ちょうどいいタイミングで連絡いただきましたよ」と今回の仕事をいただいたのだ。アクションは起こしてみるもんだ、なんであれ。ありがたや。
ベイビーたちは撮影にとても協力的で、待機中に授乳やオムツかえや睡眠を済ませ、撮っている間は至極おとなしい。おかげでさくさくと撮影が進む。女の子ベイビーがあまりにこちらの顔をじぃーっと見つめるものだから、こちらもじぃーっと見つめ返したら威勢よく泣かれた。すぐ泣き止んでくれたけど、軽くショックだった。赤ちゃんとのコミュニケーションの取り方は、我がことになってみないとわからんのだろうなあ。ママたちの赤ちゃんとのやりとりを見ていると、自分が母性とか慈愛とかの対極で生きているような気がしてならない。でも、赤ちゃんのいる空間は好きだ。赤ちゃんの握っている手の中の匂いを嗅ぐのも好きだ。指と指の間に溜まったほこりを取るのも好きだ。そんなことをしたのは弟が赤ちゃんの頃だから、もうだいぶ昔のことだけど。