ぶっ倒れる寸前で最寄りの駅に到着。家でご飯を作る気力がないから、また駅前のインドカレー屋でほうれんそう&豆のカレーとナンをがつっと食べてきた。あーよく働いた。
朝から事務所でデータ作成。ほんとは病院に行くつもりだったけど・・・。先週半ばにしんどい痛みが起き、様子見していたら症状が弱まったからこのまま治まるかなと思っていたけど、いつまでもずるずる鈍い痛みが続いている。金曜日に行けるかなあ。今とりかかっている案件がものすごいぱつぱつスケジュールで進行していて、入稿がいきなり繰り上がった。うおーっ、眼球がちくちくするー、とMacに向かって猛烈にデータ作成するも終わる量じゃなく。昼過ぎ、予定通り「怪談八雲噺」のゲネプロ撮影をしに乃木坂コレドシアターへ。
結局稽古場には行けなかったのだが、ゲネ前に演出おおの氏からざっくり解説をいただく。演劇×ジャズ(生演奏!)×ナレーションの三つ巴で「小泉八雲」の世界が紡がれる。観終わって、八雲作品をじっくり読みたくなった。「耳なし芳一」のくだり、面白かったなあ。「平家物語」に描かれる栄枯盛衰は情緒があってとても好きだ。ナレーションふたりは着物、役者ふたりは浴衣、そしてジャズメンは甚平姿。甚平でジャズだなんて!なかなかレアな姿を楽しむ。
公演がはねた後おおの氏が紹介してくれた今回のヘアメイクの星さんは、偶然にも知り合いのお弟子さんで、そして太宰のコアファンだった。おおの氏の「走れダザイ」がきっかけで今回につながったそうで、その点はわたしと同様。あれが好きこれが好きと言い散らしていると、ひょんなところからご縁が生まれる。そしておおの氏の周りにはいろんなジャンルの人が集まってくることを、撮影で二度関わってみて気付いた。人を寄せ付ける何かがあるのだな、おおの氏。わたしも寄せ付けられたひとりだが。観察しているとなんだかわくわくしてくるのだ。
花組芝居の役者・谷山くんが観にきていた。次回作「花たち女たち」では主演の片割れで芸者役をやるのだそう。それで日本舞踊に通い始めたとのこと。客演でハードコアなミュージシャン役をやっていた記憶も真新しいうちに次回は芸者さん。どう化けるかこちらも楽しみ。「怪談八雲噺」は26日まで。東京で二回公演のみだなんてもったいなーい。