京都音博、雑感。
2010年 09月 23日
例年通り会場で米子のKさんと合流、初参加のスタジオ同期・Sとも無事合流、三人で堪能。ライブがはねた後、大阪くるりファン二人と出口付近で再会を期し、京都タワー内の居酒屋で仕事仲間のUさんKさんと、ふたりの関西時代の仕事仲間とも合流。音博でたくさんの再会があった。これも楽しみのひとつ。
過去三回と比べて今年のくるりがいちばんかっこよかった。主役らしかった。もちろん毎回手を抜いているわけじゃなかろうが、去年まではなんとはなしに裏方感があったし、開催できた悦びのほうが勝り過ぎて、くるりの魅力全開!とまではいってない気がしていた。今年は違った。黒い衣装で統一してなんだかスタイリッシュだったし、物足りないってことがなかった。そして岸田くんの声が今まで聴いたどのライブよりもずーっと悩殺的甘やかさだった。あ、お幸せなのね、岸田くん、と思った。きっとこの人は隠し事とかできないタチだ。
開口一番の「くるりザ・セッション」。懐かしのメンバーによるステージは新鮮だった。彼らがメンバーだったとき、わたしはまだファンじゃなかったから。やはり名曲中の名曲だね、「東京」は。「WORLD'S END SUPERNOVA」が聴けた!「ロックンロール」やっぱり大好き!
そのままandymoriとエンケンを堪能し、あまりの暑さのために会場から出て木陰に避難、Kさんが買ってきてくれたビールを飲む。睡眠不足と疲労がたたって体育座りなままうたたね。世武ちゃん、京都魚山声明研究会、二階堂和美を夢うつつ状態で聴く。声明が気持ち良かった。ジムさんのときに会場に戻り、そのままベンチャーズも聴く。が、どうにも眠くて立ち寝。雨まで降ってきたし目の前ではガンガンの演奏なのに、眠くてたまらないのが不思議だ。ラストのくるりではぱっちり目が醒めた。
andymoriのパフォーマンスがとびきり気持ち良かった!ボーカル君のちょっとくぐもった成長過程のような高めの甘く伸びる声がものすごく魅力的だったのと、ライブそのもののテンションやリズムがすごくツボだった。字余り的な歌詞ののせ方も声と合ってていい。これは聴かねば!と帰京するなりAmazonで彼らの過去作をまとめて購入。そしてサポート参加の「ハンバートハンバート」佐藤さんのバイオリンが軽妙で楽しくて、くるりの曲にぴったりで、思わず久しぶりにこちらも購入。佐藤さんはボーカルも素敵なのだ。やはりサポート参加の「フジファブリック」のギター君。存在感のあるいい音だったなあ。なので、持っていなかった「CHRONICLE」も注文・・・。
たまにこうしてフェスに行くと、気になるミュージシャンが現れCDが一気に増える。ふだん音楽情報を積極的にはチェックしないから、フェスで啓蒙されるかのようだ。今朝届きたてのandymoriを大音量で流しながら、事務所で散歩本の扉ページに使う写真を撮影。仕事がはかどりそうな、とても耳に残る音だ。しばらくはまりこみそう・・・。この出逢いが今年の音博の収穫かな。
来年の音博はいったい誰が出るのかと、終わったそばから楽しみだ。
たっしんさんの登場場面では思わず「おぉっ!!」と声が出てしまいました。なんだかみんなが楽しそうに演奏しててとてもよかったです。
andymoriは今度ライブ行かないとなーと思いました。
何はともあれ、来年が楽しみだなー。