写真展のDMが出来上がる。
2010年 12月 30日
なんとか年内ぎりぎりで仕上げてもらった。アートディレクションを担当してくれたのは、常日頃お世話になっているhoocicaの家常善光氏。印刷は毎度お願いしている広告製版社さん。いやー、助かりました。あとはこれを年賀状代わりとして発送するのみ。これがまたエラいこっちゃな作業だ。でも嬉しい。とても嬉しい、イヒヒ。
今回は4年前からちょこちょこ撮り重ねて着た友人や仕事仲間の妊婦姿写真を展示する。タイトルは「ハハニナル」。わたしにとって「孕む」ということは超未体験ゾーンなので、未知や謎が多いという意味を込めて暗号風にカタカナ表記にした。今回の展示でこのテーマをおしまいにはせず、これからも継続して撮っていくつもり。そしていつか「母になる」になればいいなあって漠然と思っている。こればかりは神様しか知らないことだが。
きのう、切迫早産の危険があるからと完全安静中の友人宅に見舞いに行ってきた。共に訪れた友人もようやくつわりが治まったばかりの妊婦。今回の写真展の話を二人にすると、「ねえ、武藤はもしこの先自分に子どもができそうもなかったり子どもをもつ機会が訪れそうもなかったりしても、今のように妊婦を撮ることができると思う?」と真剣な面持ちで尋ねられた。「そのときにならないとわからないけど、自分がどういう状況であっても撮りたいとは思うよ。でも、向き合うのが辛くて撮れないということになったら、それもまたひとつの答えだと思う。そういう感情もすべて含めて作品でいいと思うんだよね」と答えた。
幾人もの妊婦を撮って感じたのは、子どもを産むには覚悟が必要だし命がけの行為なのだということ。孕んだ悦びを覆うような粛々とした空気をみなそれぞれに漂わせていた。そうした姿をこれから年越しにかけて暗室の中でアウトプット作業だ。なんかいい感じに意識が集中してきた。外も暗くなりかけているしちょうど始め頃かな。
(DM希望の方には発送致します。わたしのウェブサイト「むーちょで候。」のメールフォームから送り先とお名前をお知らせ下さい。または非公開コメントという形で書き込んでいただいても構いません。今までわたし武藤からの年賀状等が届いている方には勝手ながら送らせていただきます)
なかなか子どもに恵まれないつらさって、今まで味わったことのない、予想とは違う感情でした。しんどい一方で、可能性を楽しみに待てる、自由な時間を過ごせていて幸せなのかも?と思うときもあります。
そんな波を漂いながら、来年はもっと創作に打ち込みたい!と思ってます。お互いイイ作品作れるといいですね!
家常さんのディレクション、いいですねえ。好きな出来です〜。
大掃除も帰省も個展の後でいいので、着物だけは吊るしっぱなしにするでない〜!
風邪などひかないよう体調に気をつけながら、どうぞよいお年をね〜!来年もよろしくデス〜!!
来年こそはウェブのリニューアルがんばります!
あ、着物しまいました。ほかは全部ほったらかしです、いやはや。