フォトグラファーの武藤奈緒美です。日々感じたことや思ったことを、写真とともにつれづれなるままに。


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立川志ら乃独演会「志ら乃大作戦」第20話へ

 事務所にてMさんと打ち合わせ。4月に門前仲町に移転するMさんのオフィスギャラリーで「ハハニナル」を再び展示することになった。詳細はまた後日。再び東京の東側での展示になるが、こんなふうに「ハハニナル」が巡回していくのはなんとも嬉しい。お声がかかるのなら遠くへでも参る所存デス。
立川志ら乃独演会「志ら乃大作戦」第20話へ_a0025490_0155633.jpg
 夜は立川志ら乃さんの独演会の撮影で内幸町ホールへ。会場に着いたらすでに開口一番のらく兵さんが終わり、志ら乃さんが高座に上がったところだった。スタッフの方々に挨拶をして舞台袖へ。

 開口一番 らく兵
 志ら乃  「短命」
 志ら乃  「素人義太夫」
  仲入り
 志ら乃  「文違い」

 「文違い」を終えていつもより高めなテンションで舞台袖に戻ってきた志ら乃さん。三席とも勢いがあった。「文違い」って寄席でも聴く機会が何度かあったけど、どういうわけか聴くといつも頭の中がわちゃわちゃしちゃって最後まで集中して聴けた試しがなかったのだが、この日はじっくり聴けた。嘘の連鎖、愛は盲目、な噺かと。愛しい情夫の眼病治療のために、なじみの客に嘘をついて銭を巻き上げる花魁。花魁が情夫に渡した銭は、情夫が別の女に入れあげるためのものだった。花魁、だます側なのに、愛は盲目ゆえにだまされていることに気付かない。愚かな人間の性を描いた噺、というよりも。人を愛するというのは信じることであり、百戦錬磨な花魁を初心な乙女に変えてしまいもするのだなあ・・・なんて。
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by naomu-cyo | 2011-03-02 00:16 | 落語 | Comments(0)