石巻へ〜フェアトレード東北の活動に参加するの記〜その1
2011年 10月 17日
6月のLUSHの「ハッピーシェア発表会」で、NPOフェアトレード東北の代表・布施氏から、日々接する復興モードな報道では語られない石巻の状況を伺った。聴けば聴くほど聴きたいことが増えていく。撮影を時折忘れそうになりながら、彼の話に釘付けになった。「石巻に写真撮りにきて下さいよ」。最後のひと言がずっと心に懸かっていた。
フェアトレード東北は震災前から石巻を拠点に生活弱者の自立支援を行ってきた団体で、震災以降はそこに災害弱者の支援も加わったとのこと。スタッフの大半が石巻出身者で、被災した人も多い。そんな中、震災以降休む間もなく活動を続けてきたんだそうだ。
沿岸部には片付けられた瓦礫が堆く積まれていた。海と向かい合わせの住宅街は直して住める状態の家がほとんどないように見えた。あちこちに工事車両が入り、土日も関係なく作業が進められているとのこと。地盤沈下もひどい。道路はきれいに片付いて、交通量が多かった。助手席のTさんはずっと、石巻のことや活動のことを説明し続けてくれた。牡鹿半島は大きく、風光明媚だった。どこの集落もダメージが大きかったけど、海も緑もとにかくきれいだった。津波が襲ってきたとは思えないほど、凪いだ海だった。
代表から「うちら活動の記録を全然残せてないから、写真を撮って欲しい」、と。さほど考えず直感に導かれたように来てしまったけど、やれることはあったのだ。
行ったときは必ずブログに記録を書いています。
記録して「伝える」ことの大切さを感じています。