三河木綿
2011年 11月 17日
早めに着いたので駅からすぐの埠頭界隈をぶらぶらしていたら、手織りの工房を見つけた。休みのようで見学はできなかったけど、すぐそばにアンテナショップを発見、「三河木綿」の文字。初耳の木綿だ。
スタッフのご婦人と話し込む。蒲郡はもともと繊維業がさかんな土地柄で、毎年クラフト展も開催されているほどだという。知らなかった。ここの近くだと伊勢木綿が有名だし、松坂木綿というのもある。伊勢のほうはポップな色柄の着物地を広く展開し、あちこちの着物サイトをにぎわせている。わたしも一枚仕立てたが、どれにしようか迷うほどに着てみたい色柄がたくさんあった。
それにしても素敵な縞だ。一見手堅いようでいて、色遣いにかわいらしさがある。反物のほうはバリエーションが少なかったけど、その中でひとめで気になったものを取り出す。赤味の強い茶色なせいか、どことなく華やかだ。機械織りということもあるのだろうが、それにしても手頃すぎる価格。仕立て代のほうが高くつくほど。こんな縞のきものに柄物の帯を合わせてみたいなと思ったので、悩まず買い求める。ほんとにお手頃だったのだ。
彼女、着付けはいつも近所の先生にしてもらっているのだとか。着付けをマスターして是非お店で着ていてくださいな、とお願いする。「それもそうね!ふだんから着ていればいいのよね。着付けをマスターしようって気になった!」と彼女。洋服姿がとてもおしゃれな方だったから、次に訪れるときはきものを素敵に着こなす彼女にお目にかかりたい。
(下の写真は三河木綿を使ったくるみボタン)
好い縞ですね。 格子も好きですが、やっぱり縞は好いです。
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あまりに好い縞で、そしてとてもお手頃だったので、ひょいと買ってしまいました。嗚呼、なぜ足るということを知らんのだ、こと着物に関しては・・・。
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