七草粥は朝食に食べるもの・・・ということを知人のブログで知ったのは朝食も済ませた7日の昼時分。
その朝はパンを食べた。前日に、盛岡の落語会の世話人さんから送られてきた
「横澤パン」の食パンに、年末の長野行きで見つけたくるみバターを塗って。この方からは岩手のうまいもんを四季折々以上の頻度であれこれ送っていただいて、地味極まりない我が家の食卓にアクセントをもたらしてもらっている。ではこちらからも何かお礼に、と思案してみるのだが、岩手の食文化の豊かさを思うと何を送っても太刀打ちできない気がして、恩恵に預かりっぱなしだ。

自分の故郷や暮らしている街に誇れる食べ物がある悦び・・・。我が故郷・茨城の誇れる食べ物とはなんであろう・・・とふと考える。この時期なら「干し芋」か。「あんこう」もあるが、家で気軽に食べるものでもない気がする。げんに、わたし自身地元で食べた覚えがない。定番といえば「水戸納豆」・・・と、このあたりで次に続かなくなる。あまりにも故郷の食のことを知らなすぎる。大学入学のために19で上京し、そのまま職を見つけ東京に居着いた。自分の稼ぎで大いに飲み食いするということを、地元でやらないまま今にいたる。あるんだろうな、地元のうまいもの。わたしが知らないだけなのだ。