新入り猫。
2012年 05月 21日
近所の「ぎゃるり薇葡萄」で出逢った小泉尚子さんの猫カップ。ほかに、熊や兎、羊、ふくろうもある。サイズが様々あったが、手にのせやすいサイズを選んだ。なんだか不思議とおかしみのある楽しいカップで、我が家にお越し願って以来コーヒーを飲む回数が増えた気がする。
少しずつ器の類いの断捨離をしてきた。きのうは、これまで引き出物でいただいてきた素敵なんだけどわたしの食生活にはどうもしっくりこなくてほぼ未使用の大皿数枚を、透明ビニールに入れて、アパートの入り口に「ご自由にお持ち下さい」と出しておいた。どうやらすぐになくなった様子。
いただきものをなんでもありがたいありがたいといって残しておくと、この狭い部屋はたちまち物であふれてしまう。我が家でくすぶり続けるよりも、よそさまへもらわれていったほうが君の本領を発揮できると思うよと言い聞かせ(?)、どこかの誰かにもらってもらう。そうして、今の自分のライフスタイルに沿う素敵だなと感じたものにお越しいただく。数はいらない。同じものをたくさんもいらない。おかげで今手元にあるものは、どのお店でどんなふうにして出逢ったかまで憶えている。この器を選ぶとき、店主から作家さんの話をたくさん伺ったとか、それはもう性急に恋におちて手込めにしたとか、そこに何を盛るかがたちどころに見えたとか。