「Crafts Fair Matsumoto」の会場にて〜その1〜
2012年 05月 29日
仕事の山がひと段落して時間だけはけっこうある、日帰りできる距離だし行ってみよう、幸い天気もいい・・・ってんで、いつもよりちょっと早起きして新宿から特急あずさに乗ってひと眠り、2時間半で山に抱かれた街に着いた。わたしの人生、計画性は皆無だが思いつきによる行動は多々ある。遡ること10年程前にも、こんなふうにして思いつきで富良野のイベントに参加する友人に逢いに行ったっけ。
「食事」って、ものをいただくだけのことではないのだ、とはっとした。さまざまな側面を内包したひとときなんだ。食事に至る過程も含め、それこそ遡って生産者の日々の努力や苦労も含め、そして料理も器もそこで交わされる会話も空気も時間帯もおなかのすき具合も、場所も着ている洋服すらも、すべて内包しているのだ。わたしの場合で言えば、横長のランチョンマットの上で日々展開される、猫を膝にのせてのひととき。毎日繰り返されることでありつつも、まるっきり同じではないひととき。
お逢いしてじかにお話できてよかった。なんだかとても大きなヒントをいただいた気がする。
ありがとうございます。
『料理も食卓の脇役なのよ』から、
むーちん自身が展開する
遡って生産者の日々の努力
料理も器も
そこで交わされる会話も
空気も時間帯も
おなかのすき具合も、
場所も着ている洋服すらも
これだけ多角的に考えられるってとこが
あなたの陰影ある写真作品に
現れてるってことなんだな~と
しみじみしました。