弟の誕生日
2012年 07月 04日
おととい母と電話で話していて、「そういえばまあくん(弟)の誕生日に何あげようと思ってさ」とわたしが言うと、「お母さんも訊いてみたのよ。そしたら『もう35だから気を遣わなくていい』って言うのよー」と母。「でもさ、スルーすると絶対にいじけるんだよ。そういうタチだよ、まあくんは」とわたしが言うと、母は笑いながら強く同意した。
去年、震災でライフラインが止まった我が実家だが、父と弟の尽力により水は余るほど確保でき(湧き水や井戸水をもらいまわった)、自衛隊の給水車の列に並ばずに済んだ。それをねぎらおうと、久しぶりに弟に誕生日のプレゼントを贈った。無難に洋服でもと思いサイズを確認すると「XL」だという。いつの間にそんなに膨張を!?下北沢のオシャレセレクトショップで唯一XLを扱っているメーカーのポロシャツを買った。本人は「ちょうど欲しかったんだよ」といたく喜んだ。そこへ水をさすようで申し訳ないとは思ったが、言わずにはおられなかった。「オシャレしたくば痩せなさい。ここは日本だから、素敵なXLなんてほいほい見つかるもんじゃないのよ」と。反省する風でもあったが、変わらず今年もXLだとのたまう。やれやれ、だ。
勉強嫌いだった弟は高校を卒業後すぐに就職した。当時まだ学生だったわたしに初任給から一万円のお小遣いをくれた。親から仕送りされている身だったわたしからすれば、ひと足先に社会に出た弟がえらく大人に見えた。人見知りで愛嬌を振りまくタチではないが、そんな自分を根気強く導いてくれる上司や同僚にはなんとか報いようと努力もしている様子だ。たまの帰省の際に仕事の話など聴かせてくれるが、アドバイスなどできる身の上ではない(会社勤めしたことないし)ので、ふんふんと聴くに留まっている。
わたしがとっとと結婚して「結婚って素晴らしいわよ、まあくん!」と見せつけてやるのが姉の勤めであるかもしれぬが、今のところそれが叶わぬので、ならば姉弟足並みそろえて頑張るまでだ。新陳代謝の止まった家族状態からそろそろ脱しようではないか・・・本気出したら弟はあっという間に嫁さん見つけそうだが・・・。
ワタシも空から降って来ないかな~と思う一人ですo(`▽´)o