「動物のお医者さん」を再読中。

　このひと月の間で生命の危機にさらされ、大手術をし、そうして少しずつ快復・・・と、激動な日々を送った我が家の殿様猫・ぱち。家猫化は順調に進んでいるが、たまに外に出たがってドアの前に座り込んで「出しなはれ」という視線を送ってくる・・・。これもまあ元気になった証なのだろうが、我慢させている。狭い家の中に閉じ込めておくのはほんと可哀想なのだけど・・・。

　そんなひと月を過ごし、平穏が戻ってきたこの頃。むしょうに読みたくなった「動物のお医者さん」（佐々木倫子／白泉文庫）をキッチン上の戸棚（ここはすっかり漫画棚に・・・）から引っ張り出し最近の移動中のおともに。

　以前読んだときはまだぱちと暮らしてなかったのだが、今猫とともにある生活の中で読むと感じ方が全然違う。前は単にとにかく面白くてしようがなかったのだが、今は「わかるわかる、こういう顔する〜！」とか「こう思ってそうなときあるよなあ」とか、妙に共感してしまう節が多い。リアリティーを感じながら読み耽っている。

　ちょっかいを出すと、漫画に登場する西根家の女主人（？）ミケの如く、ぱちも「知らんがな」と丸まってぶーぶー眠り続ける。それでもしつこくかまうと「シャー」っと爪をたてる・・・。すっかり元気になった模様。
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