絽の小紋を洗ってみた
2013年 07月 18日
店じまいした呉服屋さんからいだたいた、しつけ糸がついたままの仕立て上がり。長い間置いたままだったこともあり、あちこちに経年シミがあったけれど、幸い柄がにぎやかなこともあって目立たない。なんとなく全体的にくすんだ印象があったので、いただきものだし試しに洗ってみるか、と思ったのだった。ネットに入れて「弱」設定で水洗い。洗いあがりはごわっとしていて、あちこちにきつい皺が出来た。ほかのきものたちとともにそのまま畳んで「来年着るときにアイロンをかければいいや」と夏きもの用の桐箱にしまった。
身銭をきって手に入れたものではないからここまで思いきれたわけだけど、洗ったおかげで全体的にすっきりした。経年しみは消えなかったけど、全体のくすみ感は取れた気がする。あとは縮んでないことを願うばかり・・・。自宅で麻絽の襦袢を洗ったら縮んだ、とある噺家さんから伺ったので、そこがちょっと心配・・・なら自宅で絹もの洗うな!って話だけども・・・。
自宅で洗えるんだ…と、驚愕しました。
そうか、そうなのか…。
でも、私の場合。
試してみたくても、最近、着物全く着る機会がないものなぁ…と、寂しいオチでした。