久しぶりの浅草、久しぶりの粉花にて
2013年 07月 19日
浅草寺境内で待ち合わせ。猛烈な暑さにもかかわらず、猛烈な人の数・・・。観光するというエネルギーはすごいなと半ば感心し半ば呆気にとられる。
ちいちゃんは以前浅草界隈に暮らしていたことがあり、今はつくばエキスプレスで数駅のところに住んでいる。ならばと撮影場所を浅草にした。日射しもひといきれも激しい境内を抜けて観音裏の通りへ。まずは涼みましょうと自家製酵母のパン屋さん「粉花」へ向かう。ここを訪れるのもすごく久しぶり。運良く席が空いていた。
ちいちゃんは大学時代からの友人なので、臆することなくあれこれ話しやすい。「出逢って付き合い出すときってどんなんだっけ?告白とかしばらくしてないから、どんなふうに付き合いが始まるか忘れちゃったよ」などと、学生時代かと思うようなことを訊いたりする。恋愛と結婚の差異についても訊く。きいていると、なんで自分がいまだに嫁に行けずにいるのかが手に取るようにわかるので、自分の問題事項を正直に伝えると、「そんなふうに思っていられること、わたしとしてはちょっと羨ましいなあって思うよ。むとーちゃんはそのままでいてよ」と幸せいっぱいの顔して笑う。「そしたらいつまでたってもひとりもんだよわたし!」と答えて大いに笑う。
よしず越しに差し込んでくる日射しが弱まった。そろそろ撮影しないと日が沈んじゃうね、とパンを買ってお店を後にし、浅草の路地を撮影場所をみつくろいながらおしゃべりしいしい歩いた。ちいちゃんは全身を撮影したくなる感じだったから、浅草の路地の風景の中で撮った。フレームの真ん中よりちょっと下に臨月のおなかがある。もうすぐ出てくるんだなあと、なんだかやたらとしみじみした。
いいなぁ、拝読しながら、ほんわかしました。