新春よむよむ〜共通項は〜
2014年 01月 21日
「クラウド・コレクター」(ちくま文庫)に関しては、作者自体もクラフト・エヴィング商會だからともかくとして、中沢新一の本も幸田文の本もだ。人類学者も文豪も、だ。ほかにも我が家にはクラフト・エヴィング商會の手による装丁本が何冊かある。
ところが。中沢新一の作品を通して折口信夫に触れると、なんだか理解できるような気がしてくるのだ。加えて、とても面白い。折口信夫の布教活動をしているかのような中沢氏の本たちを今後も読み重ねたら、折口信夫という城に迫れるかもしれない。民俗学といえば柳田國男と真っ先に名が挙がるのだろうが、わたしはその弟子である折口氏のほうにただならぬ気配を感じて、興味津々・・・(が、容易には近寄らせてもらえない・・・)。
きもの帖からだいぶ間が空いて、私はいまやっとこさ台所帖を読んでます。って、ちょー読遅で、身に沁みるような一章ずつをくり返して読んでしまう私は、いったいいつ読み終えるんだか?って感じですが・・・(笑)。それより仕事のゲラ読みが先だろうって思いつつ。
あ、そうだ。武藤さんにって用意してある本、えり華さんでお渡ししてよろし?