学び欲
2014年 02月 08日
大学で国文を専攻していながらさほど真剣に取り組まなかったのは今思えばとてももったいないことをした。ただ、あの4年間はとにかく遊びたいさかりだったのだ。わたしなりにではあるがずっと真面目に勉強してきて、一浪を経て東京の大学に入学叶った途端、すっかり弾けてしまった。授業に全く出なかったわけではないが、興味のわかない授業は適当にやりすごす要領を憶え、興味のわくことしかやらなかった4年間(今もさほど変わっちゃいないが)。国語学や中世の文学だって、一般教養の授業だって、きっと真剣に取り組めばずっとずっと面白かったはずなのだ。今頃になってつくづくそう思う。もっと深入りしておけばよかった。今が物足りない、というんではない。ただ、ひとやま越えればおそらく豊穣な世界が広がっていたはずなのに、ひとやま越えてみることもせずにやり過ごしてしまったことがもったいなくてならないのだ。
受験やテストに向けた勉強ではない学びの楽しさを感じるようになったのは、けっこう最近のことかもしれない。この心持ちであの4年間を過ごしていたら、文学の豊かさを多角的に感じることができたかもしれないなあ・・・。そんなふうに思い至ったから、時間ができたときに備えて貯金など始めてみることにした。今まで通りできうるかぎりいろんな撮影をしていろんな人と出逢い、そして合間にたくさんの本を読んでいこう。いつか再び学び舎の門をくぐる日が来るかもしれない。そんな夢があってもいい。
> 受験やテストに向けた勉強ではない学びの楽しさを感じるようになったのは、けっこう最近のことかもしれない。
同じくです(笑)。
学生の頃は、勿体ない時間の使い方だったなぁと思う反面、あの時間があって、今があるしなぁ…とも。
これも、一種の無いものねだり、なのでしょうか。
国文学の勉強に、たっぷりどっぷり浸かれるといいですね!(^^)