月命日には
2019年 09月 05日
Abbyちゃんと19年も一緒にいられて羨ましいと思う一方で、自分が4年前に「15年も。大往生ですよ」と声をかけられ、大往生なんてことで割り切れない、いつまでだってもっともっと一緒にいたかったんだ、と思ったことを思い出します。今でもそう思ってます。路子さんももっともっと一緒にいたかったと思っていらっしゃることと思います。
ぱちがいなくなって、それまでの私はぱちにすっかり甘えていたんだなということがよくわかりました。同志であり、時に母のような泰然自若とした存在でした。目覚めた時に自分の顔の隣にその温かい存在がないのも、触れられないのも、なんだかいつまでたっても何かが欠落しているようで、その部分だけ風がピューピュー吹いているようです。この4年仏壇のぱちに話しかけるのが日常になり、ぱちと私の関係は違う層に移ったんだなと思うようになりました。
路子さんにとってこの冬の寒さはひときわしんどく感じるものになるかと思います。力技で元気になろうとか思わずに、存分に不在を悲しんでください。そして生前のAbbyちゃんをしっかり胸に刻んでください。そうすれば決してAbbyちゃんはあなたから離れていかないはずです。
伝えてくださってありがとうございます。
Abbyちゃんとぱちには先に待っていてもらいましょう。私たちも存分に生きて、そうしてやがて向こうに合流しましょう。路子さんも、お元気でいてください。私もまだまだ元気でいるつもりです。
今日、ぱちの遺影と骨壷を携えて帰省します。まだ置いてゆくということができなくて。いつか同じお墓に入るんだと思っています。おかしな行動なのかもしれないんですけれど、これが私の追悼の仕方なんだなと。それぞれの形があっていいですよね。
ご自身が体調を崩されたとのこと。新年は身体を少しでも緩めてくださいね。私も自分の身体を省みなくては、と思うこの頃です・・・。お互い、相手が生まれ変わってきたときにちゃんと合図をキャッチできるよう、健やかに過ごし感覚を磨いておきましょうね。
Abbyちゃんの気配が路子さんのそばにある新年でありますように。