先取り映画鑑賞「ジャケット」
2006年 05月 19日
1992年湾岸戦争。戦闘員のジャック(エイドリアン)はこのときの怪我の後遺症で記憶障害を起こし、殺人事件に巻き込まれ精神病院に入れられてしまう。そこで「治療」と称して拘束衣をつけられロッカーの中に数時間閉じこめられるうちに彼は2007年を訪れている。未来で彼は大人になったジャッキー(キーラ)に出逢い、自分が1993年に死亡していることを知る・・・。
タイトルにもある「ジャケット」。彼が何度も着せられる「拘束衣」のことだが、今と未来を行き来するのがこの拘束衣のせいなのかどうかいまいちつかみとれなかった。が、そういう細かいことは抜きにしてこの作品を興味深く観た。面白かった。
2007年から1993年に舞い戻り、未来を知ったからこそ積極的に「今」を変えようと周りの人に助言する。彼女の未来の幸福のために奔走しながらも自分の死はくい止められない。それがやりきれなかった。
エンドロールを観ながらふとマイケル・ウィンターボトムの「CODE46」を思い出した。「記憶」に触れているからかもしれないし、終わったときの哀しいような切ないようなでもある意味幸せでもあるようなそんな感触がこの作品のラストにも感じられたからかもしれない。
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とてもイイ映画でした。
「ジャケット」も是非観てみたいと思います。
またレビュー楽しみしておりますです。
ウチの町内です。あそこ、広すぎて楽しくないですか??
映画のレビューってネタばれしないように面白さを伝えるのって難しいですねー。毎回そう思います。