フォトグラファーの武藤奈緒美です。日々感じたことや思ったことを、写真とともにつれづれなるままに。


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「権太楼噺」第一夜へ

 被写体急病で撮影が来週に延期になったために、Oさんとともに彼女の友人Cさん宅へランチをお呼ばれしに行くこと叶う。前々から話を伺っていて行ってみたかったお宅なので楽しみで。

 おもてなし好きというCさんの手料理をたっぷりいただく。鯛のあら煮、旨かった。そして室内にはあちこちに絵やら写真やら花瓶やらが飾ってあって、アートな空間をも満喫。甲斐犬のイメージを思い切り覆すくらいに人なつっこいわんこもいて、心地よい。色目的に使いそうもないからと帯締めを4本もいただく。ちょうど緑の帯締めを探していたところだったので、ありがたい。

 おいとまののち、事務所に寄ってデータ作業を少しし、鈴本演芸場へ。今月の上席夜の部は「権太楼噺たっぷり十夜」で、その第一夜を聴きにHさんと。前から二列目どセンター。演者の顔が目の前。睡眠不足が吹き飛ぶ距離。
「権太楼噺」第一夜へ_a0025490_1111884.jpg
 わかっちゃいたけど、聴き終えてみてやっぱり豪華番組だったと嬉しいため息。Hさんと上野のタイ料理屋でご飯を食べながらすっかり落語トークに花が咲きハイテンションに。彼女とは特撰落語会のスタッフ同士として逢って、急速に仲良くなった。友人間では通じない話が大いにできるという間柄。「権太楼師匠、やっぱり素敵だった〜!」とそれはそれは大盛り上がり。演目は「百年目(鳴り物入り)」。「権太楼師匠の『百年目』すごくよかった」という噂を聞きつけていたので、ものすごく楽しみにしてたけど、実に実に素晴らしかった。人情噺の中におかしみもふんわり添えられて、登場人物の人となりや心の流れが丁寧に描かれていた。

 それから小三治師匠の「長短」。ものすごい間近だから表情がほんとによく見え、長さんのときの顔つきと短七のときの顔つきが実に見事に切り替わる。ふたりの対話で構成された噺なのだけど、情景がとても立体的に感じられた。市馬師匠の「高砂や」もおなじみの面白さにあふれ、白酒師匠の「壺算」も切り込むような面白さ。ほんとに豪華だった。もうひとつの豪華番組・浅草演芸ホールの夜の部にも行きたいなあ・・・。


 ギャラリーの写真を一部入れ替えました!2007年夏の旅、いよいよ和歌山編。
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Commented by suiryutei at 2008-05-02 10:02
おはようございます。
むーちょさんは昨夜は鈴本だったんですか。
我ら夫婦は新宿の末廣亭にいました。三遊亭遊馬さんたちの「新真打昇進披露興行」でした。私の近親者に遊馬さんに肩入れしている男がいるもので。
私は生で落語を聴くのはまだ二度目ですが、寄席の雰囲気っていいですね。
Commented by saheizi-inokori at 2008-05-02 11:19
うーん、8日のチケット取ってあるのに行けなくなっちゃいました。「百年目」は最近ネタおろししたときから聴いた人に絶賛されているのにこれも未体験です。
悔しいなあ。
Commented by yy_take at 2008-05-03 02:53
初日行かれたんですね。
僕も今日、第二夜に行ってきました。豪華メンツの最高の夜でした。
「井戸の茶碗」、大爆笑でしたよ!
Commented by naomu-cyo at 2008-05-04 23:33
酔流亭さん・・・末廣亭は寄席の雰囲気を感じるには絶好の場所だと思いますよ!わたしも大好きな場所です。池袋演芸場のこぢんまり感もたまらなく好きですが。
Commented by naomu-cyo at 2008-05-04 23:35
佐平次さん・・・わたしの知り合いも「百年目」をネタおろしで聴いたそうです。それがすごくよかったと。最近権太楼師匠はこの噺をよくおかけになっているようなので、狙って聴きに行ってみてください!
Commented by naomu-cyo at 2008-05-04 23:35
yy_takeさん・・・「井戸の茶碗」!それはもう爆笑間違いないでしょう。浅草も行きたいところですねー。
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by naomu-cyo | 2008-05-02 01:11 | 落語 | Comments(6)