フォトグラファーの武藤奈緒美です。日々感じたことや思ったことを、写真とともにつれづれなるままに。


by naomu-cyo
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「69」

  今日は早起きして仕事前に「69」を観てきた。ほーんと面白かった!!!何がどうっていう説明するのもまどろこしいくらい、面白くて面白くて。わたしには未知の1969年、世相的にはそんなに明るい話題はなかったんじゃないかと推測するんだけど、主人公・ケンやアダマたちはめちゃめちゃ愉快痛快な1969年を生きてた!前共闘とかベトナム戦争とかバリケード封鎖とか時代を象徴する言葉は随所に出てくる。ケンなんかはそういう風潮を息吹としてとらえているけど思想に没入してないというか。思想云々よりも、大好きなあの子の笑顔が見たい!というシンプルかつ18才男子らしい(?)考えがすべての行動原理になっていて、けど一方でランボーの詩を読んでたりして、その明るいアンバランスさがなんとも魅力的だった。
 男子の青春って、おおかたあんな感じのテンションなんだろーか?自分は女子に生まれちゃったうえに、女子校に通ってたから同い年の男子がどんな青春を送ってたのか皆目わからない。なんかいいな、ちまちましてなくて。女子だらけの世界はちまちましてた。自分は当時居心地があんまりよくなかったのを覚えてる・・・。
「69」_a0025490_18275155.jpg

 この作品、まずはコピーが最高!!!「青春とはロックとエロスとハッタリである」だって!とても効いてる。それから、役者陣がとにかく豪華豪華!!!あの顔もこの顔もとにかく勢揃いなくらい!!!日本映画を支え続けている役者さん、これから支えてゆくであろう若手役者さん、もうたくさん!そこも日本映画好きとしてはよだれが出るほど嬉しかった。岸部一徳さん・國村隼さん・嶋田久作さん、ジャストな配役!そして・・・思わず「かっこいい・・・」とつぶやいてしまったのは村上淳さん。とっても大好きな役者さんなのです、いっしっし。

 ずっとばたばたしてて映画に行けなかったけど、久しぶりに見てやはりわたしは映画が好きだーっ!!!と感じてきたひとときなんでした。
Commented by came55 at 2004-08-19 21:48
これ良いっすよね~。高校の頃に初めて『69』を読んで衝撃。
本に線引いて、張り切って高校生してたの思い出します。
コメントありがとうございます。
むーちょさんって、女性だったんですね!!!

寺島進、かんなり好きな役者です。
たけしの映画には欠かせないっす。
『誰も知らない』、友人さんの話聞いてますます観たくなりました。
個人的にはYOUの演技も気になるっす。
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by naomu-cyo | 2004-07-21 22:22 | 映画 | Comments(1)