フォトグラファーの武藤奈緒美です。日々感じたことや思ったことを、写真とともにつれづれなるままに。


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ウニまみれ、仙台遠征食日記。

 今回のくるり遠征、去年末のパシフィコ横浜のライブにも一緒に行ったひとり・Sに声をかけた。Sはくるりの大学の先輩(面識はないそうだ)にあたり、かつわたしのスタジオ時代の同期で、ずっと前からくるりファン。もうひとりスタジオ時代の同期・Kがちょうど仙台に帰省するというのでその車に便乗し、同窓会のような仙台行きとなった次第。

 道中助手席でしゃべりっぱなしのわたし。インターでは三人で買い食いし喫煙所で「連れモク」。スタジオにいたのは10年前の話なのに、なんら変わってないお互いに。年くったのは一目瞭然だけど。


ウニまみれ、仙台遠征食日記。_a0025490_2352996.jpg 夕方仙台着。仙台駅前のホテルにチェックインし、Kお勧めの駅構内にある立ち食い寿司屋へ。最初はもちろんウニで、やっぱり激うまで、それからあれやこれや注文する。一貫ずつ頼めるのがいい。立ち食いだからスルスル食べられちゃう。何を頼んでも旨くて安い店だった。

 会場前で実家に車を置いてくるKとはいったん別れ、ライブ後再合流し国分町にある行きつけだという飲み屋に連れて行ってもらう。またウニを食す。ここでも旨い。産地が近いせいなのだろう、東京で食べるウニとは食感がまるで違う。二人はハイペースで飲み、心がいっぱいなわたしはスローペース。ようやくビールを空けたので栗駒山という宮城の日本酒をいただく。これもめちゃめちゃ旨かった。

 翌日は駅構内の喫茶店でシナモントーストとコーヒーで朝食。11:00過ぎにSと合流、Kの実家の最寄り駅前で車に乗り込みめざすは塩竃。塩竈神社にお参りし茶店で団子を食す。その後ライブのMCで岸田君が言っていた「すし哲」へ行くか、3月に平間至氏の写真イベントを見に来た際にご本人から勧められた「亀喜寿司」に行くか迷う。どっちも行っちゃえばいいんだけど、二人はちょっと二日酔い気味の様子。

 「すし哲」そばに小さい市場があり、そこで殻に入ったままのウニを食す。甘くてとろりとしてクセがなくてほんと旨い。苦手だったのに塩竃で食べて以来好きになったウニ。でもまだ東京で叫びたいくらい旨いウニに出逢ってない。
ウニまみれ、仙台遠征食日記。_a0025490_236868.jpg
 結局「すし哲」へ。特上盛り合わせを頼むも、安くてびっくり。そして食べてもびっくり、とても旨い。どの順番で食べるか迷いながらウニは終わりのほうまでとっておいた。こんなに立て続けにウニを食べたのは生まれて初めて。

  塩竃を後にしさらに北上、芭蕉が詠んだ松島へ。曇ってはいても風光明媚なところなのは感じられ、Kに言わせれば日の出のときがいちばん美しいんだとか。観光客でたいそうにぎわっていた。Kは観光名所をスルーし、地元人ゆえに知っているような景色のいい穴場や魚介を安く商う店に連れて行ってくれた。ここで海藻など購入。心惹かれる海の生き物たちがたくさんあれど、さばくの難しそうだしなあと思い、眺めるだけで済ます。焼きホタテや焼きイカもあったけど、あまりにお腹が膨れて食べられそうになく。
ウニまみれ、仙台遠征食日記。_a0025490_2364625.jpg
 それから仙台に戻り、わたしは二人よりお先に新幹線の乗客となった。今回の仙台、くるりとウニにまみれた滞在で、今までよりももっとウニと塩竈が好きになった。小夏休みと思い前々から休むつもりでいた二日間。仕事を一件断ったことが残念でちょっと胸が痛むけど、いい夏休みを過ごした。・・・それにしても今年の8月はなんでこんなに忙しいんだろう。去年なんて一週間くらい旅行に出かけても全然問題なかったのにな。まあ、仕事があるっていいことだ。
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by naomu-cyo | 2008-08-13 23:07 | 食べ物 | Comments(0)