スチーム・ボーイ
2004年 08月 02日
頃よい時間になったし腹も膨れた。いざ「スチーム・ボーイ」へ!
舞台は19世紀後半のイギリス。英国博覧会に絡んでふたつの大きな思惑が交錯する。「スチームボール」による武器の開発を狙うアメリカのオハラ財団と、国防のためにそれをなんとか手に入れようとする大英帝国。主人公は「スチームボール」が戦いに悪用されるのを阻止すべく立ち回る・・・。
この映画何が魅力って、とにかくスケールが大きいこと。スチームボールを使って空を飛び回ってしまうし、様々な手段で危機を乗り越える。そのリズミカルなこと!また、主人公の放つりりしさもいい。深読みかもしれないけど、アメリカとイギリスが「スチームボール」をめぐってやり合うシーンは、辛辣な風刺に思えた。いつまでも積極的に戦争を企てるこの二国に対する非難なんじゃないかなと。
とにかく見応えがあるし、主人公を通して明確なメッセージを感じる作品には違いない。面白かったなあ・・・。