フォトグラファーの武藤奈緒美です。日々感じたことや思ったことを、写真とともにつれづれなるままに。


by naomu-cyo
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おしゃれな雑誌編集部へ営業へ。

 おととい。日中は事務所で作品ファイルと格闘。いくつかのファイルを開いては写真を入れ替えたり出力し直したり。夜にはおしゃれ雑誌編集部に営業に出かけるというのに全然片付かない気配で焦る。

 仕事その他で数年前からたくさんお世話になっているSさんからその雑誌の新企画の情報をもらったのは数日前。「むーちょさんも作品持ち込んでみてはいかがですか」とメールに書いてあり、当初はおしゃれな雑誌だしわたしのいたってふつうな作品じゃ太刀打ちできないだろうと思っていたのだが、考え直して編集担当の方の名前を教えていただきどきどきしながら電話をかけアポイントを取り付けた。


おしゃれな雑誌編集部へ営業へ。_a0025490_8455970.jpg 今まで出版社に営業に出かけたことは何度もあるけど、今回のように企画に合わせて作品を持ち込むのは初めて。この企画でもなければおそらく気後れしたまま編集部を訪れることはなかったと思う。二人の編集者が丹念にファイルを見てくれ、尋ねられたことに答え、緊張のあまり余計なこともたくさん話す。場違いな作品だという感じはしなかったのでちょっと安心。もう動き出している企画だからうまい具合に絡むことができないかもしれないけど、自分の中で勝手にこしらえていたハードルをひとつ越えられたような気がした。よし、これからはどしどしおしゃれ雑誌にも行ってみよう。

 その後新宿に出て同業女子と久しぶりに逢ってご飯を食べる。先日彼女が最近手がけた仕事を見て胸をつかれた。彼女は自分の持ち味を武器にそれを最大限に生かした仕事をしていた。はっきりと、あたしはこういうことがやりたいっていう主張が感じられた。それで久しぶりにメールをした。衝撃を受けた、すぐさま逢って話したい、と。そして逢ってよかったとやはり思う。なんか彼女はキラキラしてた。写真への熱い思いを話すとかそういうのじゃなく、いつも同様最近の珍事をあれこれ報告してくれ「信じられないでしょー?」とわいわい話し、大笑いするうちに終電の時間が迫る。「雑誌はばたばた潰れるし広告も随分減っているけど、うちらまじめにちゃんとやってきたんだから大丈夫だって」。彼女は必死さを隠さない。すごくあけっぴろげ。そういうところがあたしは大好きで、ゆえに安心する。

 時間が足りないね、話すと止まらないね、改めて近々ゆっくり、今日はありがとう、とお互いに言い合って別れる。メールがきて、3月になったらうちにおいでよ、たこ焼き作れるから一緒に飲もうとお誘いが。もちろん伺おう。とりとめがなくてもたくさんのおしゃべりをしたい。
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by naomu-cyo | 2009-02-28 08:46 | フォトダイアリー | Comments(0)