尼崎の春
2009年 04月 12日
新幹線内の喫煙室の窓からちょうど富士山が見えた。絶好のタイミング。水曜日に名古屋に行った際もN700系だった。車窓の風景は日増しに春色に染まっていく。たとえ一瞬の光景にすぎなくても、南下しながら各地の桜を眺めているようなものだ。春景色がとにかく嬉しく気持ちいい。ここ数年花粉症の症状がかなり軽いことも手伝って、なおさら春を満喫している。
夕方前からスタッフ5人による取材撮影が始まり撤収したのは23:00。某酒造メーカーのパンフレット制作のための行脚取材。ここにきてようやく願ったり叶ったりの充実の撮影ができたので、AD君とともにほっと安堵する。タクシーで阪神尼崎駅そばのビジネスホテルへ。年末に来た折にぶらぶらしたエリアだった。
今回はノートPCを持って出かけているので、夜のうちにホテルでざっと撮影データのセレクト。毎度のことながら随分たくさん撮っている。現場に行ってみないことには状況がわからないから、撮れるところではとにかくたくさんのバリエーションを撮っておこうと思うと、どうしても膨大な量になる。後々作業が大変でも、いつものスタッフとこうしてあちこち移動し飲み食いして現地の人のさまざまな話を聴くのは楽しい。尼崎ではメーカーの方もまじっていろいろな話が展開した。とても砕けたいい時間だった。アルコールの媒介力ってやはりあなどれない。
阪神尼崎まで行ったら、近松の墓とか、みてきはりました?
チューリップって、なんや雰囲気ちがうわ~尼崎やないみたい。
夜中に仕事終わって軽く呑んで帰ろうかとうろうろしてたら
全然日本語じゃない言葉話す女の人に腕引っ張られた。
でも入った居酒屋とその後行ったバーはなかなか良かったよ。
そんで翌日ワシもアーケード通って出屋敷まで行きました。
あの商店街の先に何があるのか気になるよね。
男性スタッフ陣は一軒目にホテルで紹介してもらったスナックに行き、二軒目は流れで別のスナックに行ったらしいけど、そっちがちょっとやばい気がしたらしく早々に撤収してきたのだとか。出屋敷、なんか起きてない街だなあと年末に行ったわたしなんぞは思ったんだけど、マンタさんは如何。えらく風情のある米屋があったっけ。