最近のぱち。
2009年 12月 08日
先日、新聞に載っていたレシピが簡単でおいしそうだったから白菜鍋をこしらえてみた。昆布だしで煮込んだ白菜をミキサーにかけ、それをスープにして具材を入れ煮込むというもの。レシピでは鶏肉になっていたけど、真鯛で代用。途中味見をしたら白菜の甘みと真鯛の味わいが柔らかく融合していてとてもおいしい。頃合いを見計らって火を止め、鍋を部屋に運ぶ。この時点でぱちはまだこたつの住民であった。
さて、と座った途端ものすごい勢いでぱちがこたつから出てきた。「ぎゃあぎゃあ」とわたしに向かって叫ぶ。知らんぷりしていたら肩に手をかけて「にゃにゃにゃ」と騒ぐ。すさまじい魚への執念。焼き魚でもないのにわかるんだ、この白菜まみれの真鯛の匂いが。
仕方ないので小皿を持ってきて、魚だけ分け与える。猫舌という言葉など吹っ飛ぶ勢いでかっくらう。缶詰のご飯にはこれほどの執着を見せないのに魚となると様子がおかしくなる。うちに住み着く前は魚屋のマスコット猫だったとか・・・。商売ものの魚に手をつけまくるのでお払い箱になったとか・・・なんてね。想像の翼を広げるそのかたわらで追加を激しくねだる。わたしの食事どころではない。