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2018年 05月 23日
土曜日に藤野にあるgallery studio fujinoの「8の展示」に出かけてきた。展示があるたびにDM撮影の依頼をいただいていて、毎回studio fujinoの女将・東川さんのアートワークに惚れ惚れする。今回は一発撮りで、モノたちの美しいたたずまいと配置にどきどきしながら撮影をした。全体的に粗雑に出来上がっているわたしは、彼女のモノの見方や審美眼にいつも憧憬の念を抱き、同時に刺激をもらっている。
その展示で、彼女から参加作家さんを紹介された。そのときのわたしを紹介する言葉が、「むーちょちゃんはモノへの愛情が半端なくて、毎回撮影をお願いしてるのよ」と。彼女の選ぶモノが美しいから、それを余すところなく撮りきりたいと思い、その念が写真にあらわれるのかもしれない。自分ではそのあらわれぶりがどれほどかはよくわからないが、毎回ここのDM撮影では異様に気合いが入るし、モノたちすべからく愛しいと思うし、仕上がりの美しさに舞い上がる。彼女にそんなふうに感じてもらえてわたしはとても嬉しい。 月曜日に某きもの屋さんのウェブサイト用の撮影があった。レンタル部門の撮影で、コーディネイトされたきものや帯をトルソーに着せてひたすら撮っていく。初めましての案件で俄然気合いが入るわけだが、それ以上にコーディネイトされたきものや帯たちがあまりに見事で、トルソーが入れ替わるたびになにかしら感想を口にしていた。口にせずにはいられなかったのだ、素晴らしくて。予想以上に早く撮影が終わり、スタッフさん方から「撮るのが早くて助かります」と言われ、また、「きものを好きなのがとても伝わってきて、そういう人に撮ってもらえてよかった」とも言われた。いや、黙々と撮れないっす、だってとても好きなモノたちだから。自分の好きという気持ちをこんなふうに称賛されてちょっと照れくさかった。 ![]() 自分がそんなだから、人にモノを贈るときはものすごく吟味する。吟味する時間が足りないときは、食べたらなくなるとか使ったらなくなるような消えモノを贈ることにする。それにしても、いつの間にか、モノ好き高じてめんどくさいヒトになっていたわい。今月はモノに触れる機会が度重なって、しかもどれもが何かしら琴線に触れる機会ばかりで、我が家にお招きしたモノが複数に・・・。さて気張って働こう。
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by naomu-cyo
| 2018-05-23 15:54
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2017年 05月 31日
買い物大好き!ではあるが、タガが外れがちなきものや帯は別として、それ以外となると何年前に買ったか思い出せないものだらけである。
「お出かけ着はきもの」に決めているので、よそいきの洋服はほぼ皆無。仕事で着用する洋服も、買うとなったら吟味に吟味を重ねて丈夫で気に入ったものを購入するため、ちょっと傷んだくらいでは手放さない。ちくちくと夜中に針を動かし修繕に及ぶ。自分の手に余るものはお直し屋に出す。すっかり、捨てない生活になった。 先日、舞台の稽古場にお邪魔したところ、20代前半の女優さんが洋服をよくいただくのと嬉しげに話していた。それをきいてぱっと脳裏に浮かんだ1枚の服。かれこれ10年以上前に購入した立ち襟の黄緑色のパフスリーブのカットソー、年齢的に無理があるなあとここ数年着ないでいたのだが、あまりに気に入りすぎて手放せないでいた。そうだ、これを彼女に譲ろう。 帰宅し箪笥をのぞくと、ほかにも貰い手が彼女なら譲れるものがちらほら。状態をあらためてラッピングして公演初日の劇場に持参したところ、大いに喜んでもらった。わたしが着るとかわいくならないマリメッコのカットソーも彼女ならかわいく着こなしてくれるだろう。 ![]() カメラ機材を背負うからだろう、カットソーの首まわりの縫製部分が傷む。たくさんはいらないからと、色や肌触りを吟味してようやく1枚新調するので、傷めば繕う。うまく畳めないほどにくたくたで型が崩れたものもあるけれど、インナーで着るものだしと割り切る。生地そのものがいけなくなったら小さく切って掃除に使う。 長年はいて、大修理もしている靴を仕方なしに処分した。好きな形で履き心地もよくて重宝していたのだが、ソールの真ん中が割れて一部欠損し、ソールと生地の境目が裂けてしまっていた。どうりで雨が降るとあっという間に靴下が濡れるわけだ。ここまでくると直してもまたすぐだめになるだろう。修繕していたから平気と思っていたけれど、しょっちゅう履いているし修繕からけっこう時間もたっていた。一足減ったから新調しようかとも思ったけれど気に入ったものが見つからない。あるもので対応できるか。 吟味してそれなりにちゃんとしたものや気に入ったものを買ったのだしと修繕してでも使い続けるのだが、それだけではない。代わりを探すのが億劫でもあるのだ。また気に入るものに出逢えるともかぎらない。買い物は楽しい。けれど、買い物のためだけに出かける時間を割くのが今のわたしにはちょっともったいない。そんなわけでここ数年はここのがいいと決めた店の服ばかりを着ている。楽しいし、満足している。だから繰り返しちくちくと修繕する。 きものというのが直しながら着続けていくものだからなのかな、洋服に対しても同じに考えるようになった。直しながら着る。年齢に見合わなくなったと感じたら状態がいいものは潔く譲る。傷みまくったら雑巾にする。そうすると驚くほど洋服箪笥がすっきりして、現役ばりばりのものしか手元になくなる。それでいい、それがいい。同じことをきものにも当てはめられればいいのだけど・・・こっちは「一生着られるし」を合い言葉に増やすわ手放せないわでかさが増すばかりだ。 ▲
by naomu-cyo
| 2017-05-31 10:24
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2017年 03月 11日
2011年3月11日に大地が大揺れしてからこっち、3月11日という日はどうあってもなにかしらを意識する日になった。
他紙は読んでないのでわからないのだが、わたしが購読している毎日新聞は震災関連ネタをこまめに掲載しているので、この日を迎えるまで全く忘れているということはなく、常にほんの少しでも意識するという状況を保っている。だからといって率先して何かアクションをするということはこの2年くらいほとんどしていないなあと振り返る。ふくしま福野菜プロジェクトに参加して月に一度白河や泉崎界隈の農家さんの野菜を取り寄せているくらいか。 ![]() いったん催事場から離れたにも関わらず結局は戻って土湯こけし雛を、2日後には上記に挙げた銘菓3点を購い一部Oさんちへの土産とし、3日後の最終日には下駄を買い求めた。福島バンザイである。 その最終日にはきもので出かけた。何か東北のものを身につけたいなと思い、帯留に会津塗りのブローチをあしらった。これも以前この物産展で購入したものだ。こういう日常使いの工芸品が好きなのだが、気が付けば身の回りに東北産のものが多い。東北の工芸は派手さはないが実直で丈夫なうえに飽きがこないため、日常使いには頗る向いていると思う。 ![]() ▲
by naomu-cyo
| 2017-03-11 09:53
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2016年 07月 07日
器の類いを見歩くのが好きだ。こないだは鎌倉に行ったついでにもやい工藝へ立ち寄り、きのうは日本民藝館に行ったついでに併設の売店の中を何周もした。白い器を探している。白ければなんでもいいわけじゃない。これだ!と、値段も確認せずにレジまで持って行ってしまうくらいびびっとくるものを探している最中なのだ。
食器の中でもおそらく数多く作られているにちがいない白い器がなかなか見つからないとは。洋食器ははなから除いている。わたしがこしらえるご飯に洋食器はしっくりこない。民藝館の売店にもあった大人気の出西窯の白い器は整いすぎている気がして飽きるのをおそれ手を出せない。ほかのいくつかの産地のものは厚みに野暮ったさを感じてしまった。磁器でもいいけど寒々しくない白さのものがいい。あ、この白いお皿素敵だなと目に留まった福岡の阿部眞士さんのものはお皿と飯椀のみの扱いで、お皿でもなく飯椀でもない白い器を探しているので結局諦めた。 立て続けにふたつの民藝の店を見て手ぶらで帰ってくるなんてことは珍しい。いつも何かしら気に留めて買い求めてくるけれど、よくよく考えればひとり暮らしには十分すぎるほど器の類いはあるのだ。華奢すぎず整いすぎてなく野暮ったくなく個性的すぎず値段が手頃で白すぎず飽きがこなさそうな、そんな白い器を探している。 ![]() 果たしてわたしが探し求める白い器には出逢えるのか。しばらく民藝店めぐりが続きそうだ。 ▲
by naomu-cyo
| 2016-07-07 00:34
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2016年 06月 30日
ようやくにして、放置したままのウェブサイトの更新作業をしようか、と思い立って編集画面にアクセスしたら、わたしが使っているSafariをアップグレードしないと編集できないよ、との表示。で、SafariをアップグレードするにはOSのアップグレードが必要なのだが、その新しいOSというのが利用者の声を読むとどうにも使い勝手がよろしくないようなのだ。だいいち、これまでOSのアップグレードなどやらずともなんとかなってきちゃったので、脳みそが考えるのを拒否している。そこでMacに詳しそうな友人ふたりに相談メールを送ったところ、一方からは違うブラウザを入れればと勧められ、映像仕事をしているもう一方からは何年前に買ったのか尋ねられ、返答したところ、「新しいのに買い替えたほうがいいな」と、理由付きでアドバイスされた。
パソコンは電化製品の一種だと信じて止まないわたしにとって、使えるものを買い替えるという発想はこれまで全くなかった。壊れたら買い替えるもんだと思っていたが、パソコンというやつは違うらしい。あ〜あ、今そういう出費している場合じゃないんだよなあと思いつつも、いや待て、最近機材関係の出費を全然していないじゃないか、まとまった出費と言えば事務所と住まいの家賃ときものくらいなもので、本来なら機材に投資をするべきなのだ。本分を失念していた。 ![]() それにしても。自分のウェブサイトの更新が自分のパソコンでできなくなるなんて思いも寄らなかった。おまぬけな話だ。そっちの世界では頼んでもいないのに日々アップグレードが進んでいるのね。全然追いついてなかったわ。この苦手意識、どうにかしなきゃとずっと思っているのだけど、なんとなくうやむやにしてどうにかなってきたからいつまでたっても払拭されないのだ。そしてこんなとき毎度思う、Macに詳しい彼氏が欲しいと・・・。 ▲
by naomu-cyo
| 2016-06-30 03:27
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2015年 03月 09日
ジーンズの膝が抜けた。去年の8月に45rpmで購入して、履き心地が抜群によいからと実に頻繁に履いていたせいもあるが、半年しかもたなかったとは・・・。
膝が抜けたジーンズを履くのに抵抗があるわけではないが、場所を選ぶような気がする。きれいめジーンズなら企業への撮影にも履いて行けるが、膝が抜けたとあっては控えたほうがいいように思うのだ。あくまでわたし自身がそう感じているだけだが。 立ったりしゃがんだりも激しいし、膝をついての撮影やそれに伴う作業をすることがとにかく多い。これまでのジーンズでいちばん寿命が短かった。よく履きもしたけれどよく働いたってことでもあるのだろう。膝抜けジーンズは働き者の勲章みたいなもんか(大袈裟かな)。 さて、次なるジーンズを購入せねばなるまい。 ![]() ▲
by naomu-cyo
| 2015-03-09 12:21
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2014年 06月 01日
日々やり残していることが累々と積み重なり、そうして迎えてしまった6月。暑い、なんなのこの暑さ。
過密スケジュールは徐々に落ち着く方向に向かっている。過密すぎて受けられなかった案件たちよ、なぜに今月半ば以降でなかったのか・・・嗚呼もったいない、もったない。新宿地下街のイベントに出店している顔見知りの呉服屋のおじさんの店先にかねてより目をつけている反物があり、「これ欲しいー!」と言ったら、値札の3分の1にまけてくれるという。その価格が、こないだ打診があった2日間撮影案件で1日しか空いてなく泣く泣く断った仕事のギャラとぴったり同じ額だった。ああ、もう。悔し過ぎて忘れられないわ。 今日と明日の2日間はレシピ本の撮影。5月半ばにきもの本の撮影をしていた最中に、関係者さんから「武藤さんて、食べ物撮りますか?」と尋ねられ、ここぞとばかりに過去に「うかたま」で撮影した写真たちを見せ、レシピ本のお仕事をいただいた。次から次へとできあがっていく料理を撮影し、次から次へと胃の中に収めてゆくので、フード撮影のときは空腹というものを感じない。 ![]() とはいえ、明日もレシピの撮影だ。食べ過ぎ注意の意味でもこの新入りデニムをはいていくことにしよう。自分の姿から逃げちゃあいけない。 ▲
by naomu-cyo
| 2014-06-01 23:13
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2013年 08月 31日
靴なんてそう頻繁に買うもんじゃないけど、それにしたって「この靴欲しい!」と購買欲が一気に駆け上るような靴に最近お目にかかってない。なので、過去に「この靴欲しい!」と手に入れた靴を直しに出すことにした。しめて三足。
かわいい素敵な靴はいっぱいあるのだが、仕事柄しゃがんだり背伸びしたり脚立に上がったりするので、捻挫しかねないからヒールの高い靴は避けている。足幅が広いから、ほっそりした靴も避ける。となると、選べる靴がかぎられる。長年カンペールを愛用してきたのだが、最近のカンペールはちょっと面白みが少ない。今回修理に出した三足のうち二足はカンペールで、黄色いスリッポンタイプと赤いミュール。黄色いほうは本体の色戻しをしてもらい、ソールを全とっかえ。赤いほうもソールを全とっかえ。近所の靴修理屋が8月いっぱい2割引だったので持ち込んだのだが、それでもそこそこ修理代がかかって新しいのを一足買えるような値段に・・・。お気に入りなのだからしゃあないや。 ![]() 早速直しから戻ってきた靴をはいて出かけた。足元が落ち着く。お気に入りにはお気に入りならではの安心感があるものだ。 ▲
by naomu-cyo
| 2013-08-31 10:45
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2013年 05月 31日
今日はえりさんの個展行って事務所で作業して夜は近所で打ち合わせ・・・。とその前に麗さんのお店で珈琲飲もう・・・っと出かけたら、そこですっかり話し込み、個展は週末に撮影が終わった足で寄れそうだ、今日は事務所にだけ行けばいいや・・・って言っている間に、パティシエの鈴木さんもやってきてさらに話が盛り上がり、急ぎの作業ではないし明日でいいか、と結局長逗留を決め込んだ。
会話に素敵な空気感のある店主の麗さん×寄合があるとかで、いつもの白いパティシエ服ではなくお洒落なスーツでお出かけモードな鈴木さん×出かけるつもりで一張羅のワンピースを着て一応おめかしのわたし=話が終わらない。終わるどころか広がりを見せる。寄合の場所が高輪プリンスだというところから、西武と東急と東武の話→池袋駅西口や北口界隈の話→鈴木さんが若かりし頃に暮らした東京の街々と恋の話・・・ってな具合に予想外の方向に話が展開する。会話の醍醐味を満喫。本日も愉快であった。 店から帰宅する途中に好きな花屋があり、店先をのぞくと紅花が二束バケツに入っていた。「花屋さんで紅花を置いているのを初めて見ました」と店員氏に言うと、「珍しいと思いますよ。なにせ時期が短いから。ひと月くらいかな」と教えてくれた。一束包んでもらった。 ![]() 大振りなものが家になくてと言うと、二つ候補を見せてくれ、オーナーがこしらえた陶器の花器が我が家にも紅花にも合いそうなのでそれを格安で譲っていただいた。ついでにこないだ取り置きしてもらっていた織部の器も包んでもらう。この大振りな花器ならもう一束分あってもいいかもと再び花屋に寄って、追加してもらう。とても嬉しい買い物の連続で、嬉しさついでに岩田屋豆腐店に寄ってあぶらあげとがんもどきを買った。ここのがんもどき、とびきりおいしいのだ。焼いて柚胡椒を添えて朝ご飯に。 早速帰宅して紅花をいけてみた。とてもいい塩梅。一束追加してよかった。花が枯れてきたらドライフラワーにしてもきれいだと教えてもらったので、先々まで楽しめそう。どうやら首都圏は梅雨入りの気配。そんな中、紅花の色が精彩を放つ。油になったり染料になったりする実用的な植物だけど、観賞用としてもすこぶる良い。 ▲
by naomu-cyo
| 2013-05-31 01:52
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2013年 05月 22日
高校卒業のとき、体操部だったわたしになぜかバレー部の後輩たちが名前入りの万年筆を贈ってくれて、それがわたしにとっての初代の万年筆になった。
時はたっぷり流れ、あの万年筆はペンケースごと落としたときに一緒に紛失してしまった。細身の黒いフォルムだった。数年前にかわいい万年筆をネットショップで見つけ、これを二代目として迎えた。しかし、持ち心地はいいのだが、書き心地がたいそう悪く、書くたびにペン軸のあたりがキシキシする。書き感が硬いとでも言うのだろうか。日記をつけるのはとうの昔に止めたので長文を書くわけでもないのだが、一筆箋にひとことしたためるにしても、キシキシ万年筆だと気分が乗らない。結果、ボールペンで書くことになる。つまんないなあと思っていた。 ![]() 三代目を我が家に迎えてひと月近くたつ。長い手紙をひとつ書いた。言葉が出てくるタイミングと書くリズムとがうまく調和する。請求書を何通か書いた。それに添える一筆箋にもひとことふたことするっと軽やかに書ける。字までうまくなったような気がしてくる。日々の道具、侮るべからず、だ。 ▲
by naomu-cyo
| 2013-05-22 14:33
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