
いろんな人が集まる日本橋のマンションのとある一室。今宵はいつにも増してパワーがみなぎりまくってた。ここにつつつーっと集まってくる人たち、きっと何か共通項があるんだろうな、っていつも思う。だって「初めましてー」な人がいるのに、ちっとも初めましてな空気が漂わないんだから。それはまだ何かはわからないけど、とても根源的なところがシンクロしているんだろうと思う。そして今宵も「心が太って」帰ってきた。
熊野から来た人、学校の先生をしている人、吉野に住む人、女優の卵、そしてもてなしてくれるのはカメラマン夫婦。話はいろんな方向に飛び火する。熊野の神様の話、お芝居の稽古の話、写真の話。今宵もいろんな話題が出て、それは単なる話題というレベルにとどまらず、深く深く掘り下がっていく。そして気付く。交わされている話の根底がつながっているということに。気持ちのいい夕べを重ねて、どんどん心が解き放たれて行くのをしみじみと感じる。最近の自分は心がとっても調子いい。

うちのぱちはもうそれこそ中年太りで、横になるとおなかなんてたっぷんたっぷんで、飼い主としては身体が重たかろうとご飯を少しセーブして御身をいたわってあげているというのに、その心まるで通じず。
以前予防接種で獣医さんに診てもらったときのこと。「うちの猫はご飯をあげてもすぐ腹へったと鳴くんです。しかも飢えて飢えてしようがないというか細い声で。全く芝居がうまくて困りものですよー」と、まるでお茶のみ話のように言ったら、先生真顔で「猫は演技はしません」と断言された・・・。でもですね、先生、今さっきご飯あげたばかりなんですよー。猫の要望にこたえてばかりいたら、「ご飯セーブしたほうがいいですね」って言う先生の注意を受け入れられません〜!